【連載全13話】第13話 日産スカイラインGT-R オーテックバージョン 40thアニバーサリー・・・みんなで乗れる高性能車 スーパーセダン特集

いわゆるスポーツカーやスーパーカーとは異なる4ドアボディーを持ちながら、卓越した走りで知られたハイパフォーマンスモデル。今回は、そんな“スーパーセダン”を週替わりで紹介します。

日産スカイラインGT-R オーテックバージョン 40thアニバーサリー

1957年に初代がデビューしたスカイラインの誕生40周年を記念して1997年の東京モーターショーに出品され、翌1998年に発売されたモデル。「大人のための最高性能スポーツセダン」をコンセプトに、スカイラインGT-R(BCNR33)を4ドア化した。4ドアセダンのスカイラインGT-Rは1969年に誕生した第1世代の2000GT-R(PGC10)以来にして、これが最後となる。

4ドアセダンボディーは、GT-R化するにあたってリアフェンダーとリアドアがブリスター化された専用品。コンセプトにしたがってフロントのバンパースポイラーはオリジナルの2ドアGT-Rより小型化し、リアスポイラーも装着していないため、一見したところではGT-Rとはわからない落ち着いた印象である。室内は前席はGT-Rそのものだが、後席は中央部分が大きく盛り上がったバケット風の専用シートで、よって乗車定員は5人から4人に変更されている。

中身はもちろん2ドアGT-Rと同じで、当時の自主規制枠いっぱいの最高出力280PSと最大トルク37.5kgf・mを発生する、2.6リッター直列6気筒DOHC 24バルブにツインターボを備えたRB26DETTユニットを搭載。5段MTと電子制御トルクスプリット4WDシステムのアテーサE-TSを介して4輪を駆動する。価格は2ドアGT-R(478万5000円)より20万円高いだけの498万5000円で、約400台がつくられた。

[GAZOO編集部]

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