「初めての愛車だからこそ」安全性能の高さで選んだ日産デイズは走りもルックスも大満足の1台に

  • GAZOO愛車取材会の会場である大分大学 旦野原キャンパスで取材した日産・デイズ ハイウェイスター(B44W型)

    日産・デイズ ハイウェイスター(B44W型)


環境性能や安全性、さらに快適性など、クルマの性能は技術の発展とともに着実に向上し続けている。
こと安全性に関しては、各種センサーから取得した情報を基に警告だけでなく、ブレーキや操舵の制御なども行うことで衝突の危険を回避する機能なども実用化が進んでおり、車種によってはドライバーの負担を軽減するための運転支援など、ストレスフリーなドライブを楽しめるモデルもある。

こうした最新技術の活用による安心安全を求め、2022年式日産・デイズ ハイウエイスター(B44W型)をはじめての愛車として選択したのが『Ishi』さんだ。

この2代目デイズは、運転支援システム『プロパイロット』や事故通報システムといった、軽自動車として初となる安全装備を搭載する先進モデル。また、上級グレードのハイウェイスターは小型モーターを搭載し、加速をアシストすることで省燃費性能を高めた『Sハイブリッド』を搭載。軽自動車ながらも最新の装備が満載されているのが特徴だ。
そんな最新技術てんこ盛りのパッケージに加え、グッドデザイン賞やカー・オブ・ザ・イヤーの受賞など、近年で評価された軽自動車の一台と言えるだろう。

そんなデイズをIshiさんが手に入れた経緯は、通勤用の車両を選ぶ際にその安全性に着目したことだった。

「以前勤めていた職場が、クルマ通勤しなくてはいけない距離だったんです。でも、その頃はまったくクルマの運転に自信がなく、通勤のために仕方なしにクルマの購入に踏み切った感じでした。とはいっても、そもそもコレといった選択基準がなかったのでクルマ選びは難航し、トヨタ、ダイハツ、ホンダ、日産とディーラーを巡って色々なクルマを試乗してみました。そんな中で気になったのが、このデイズとホンダのN-WGNだったんです」

候補として残ったデイズとN-WGNは、共に軽自動車ながらも先進の安全装備が搭載されることでも知られている。特にN-WGNには衝突被害軽減ブレーキやアダプティブクルーズコントロール、車線維持支援システムなどが加わることで、運転に自信がなかったIshiさんにとっても大きなメリットに感じたという。
しかしながら、試乗した際の乗り心地が高評価だったことから、デイズの購入に踏み切ったという。

「安全性も気になりましたが、やっぱり乗り心地の違いは大きかったですね。カタログでは機能やスタイリングの違いくらいしか分からなかったんですが、実際に試乗してみたことで、クルマっていろんな違いがあるんだな、と実感しましたよ」

購入前は日産に軽自動車のイメージがまったくなかったと言うIshiさんだが、親が日産車オーナーだったことから、ディーラーを紹介してもらい軽自動車の存在を知ったと言う。

「低重心で安定感があるなど乗り心地が自分好みだったことに加えて、質感も良く機能とデザインのバランスの良さにも驚きました。前職の社有車は運転していると横風にいくらか煽られることを感じていたんですが、デイズは横風の影響をまったく感じないんですよね。この違いを体感できたことも購入の決め手になりました」

デイズに搭載されるエンジンは、ルノーが開発した小型車用を軽自動車の規格に当てはめたBR06。このエンジンに小型モーターを組み合わせたSハイブリッドの採用も、Ishiさんにとって購入を決めたキッカケとなっている。
というのも、これまでクルマには興味がなかったものの、新しい技術や機能は気になるタイプだそうで、せっかく購入するなら自分が手に入れられる範囲内で今最も新しい技術を搭載したモデルを、と考えていたから。プロパイロットと共にハイブリッドという組み合わせは、まさしく希望に沿った装備だったというわけだ。

乗り心地や機能面だけがお気に入りではなく、そのデザイン性も魅力的と語る。
特に日産のファミリーフェイスと言えるVモーショングリルは、メッキグリルとヘッドライトの輝きが特徴的。ハイウェイスターには専用のアレンジが加えられ、標準仕様との差別化が図られているのだ。この専用フェイスはMC後の現行モデルのフェイスよりも好みだというから、購入のタイミングもちょうど良かったのだとか。

「フロントフェイスだけでなく、横から見たときにシャープに見えるボディラインも好きですね。特にリヤドアの後ろは窓に繋がるブラックアウトされたパネルを組み合わせることで、単なる箱には見えない。そういった細かい部分もしっかりとデザインされていて、そのバランスの良さは自分の中の軽自動車像を変えてくれるほどです」

「やはり長距離ドライブではプロパイロットの恩恵は大きいですし、オートブレーキホールドや電動パーキングブレーキといった装備を搭載していることも安心感が高いポイントですね。あと、サイドエアバッグとか、軽自動車なのにこれだけの装備が標準で付いているクルマはなかなかありませんよね。まだまだ初心者の域を脱していない自分としては、クルマに頼ってしまうこともあるので、やっぱり新しい機能は魅力的なんです」

機能にスタイリングと、デイズのパッケージングに大満足のIshiさん。さらにその満足感を高めてくれるインテリアは、乗れば乗るほど気に入っていると言う。特に市松模様をモチーフにしたファブリックは、和モダンを演出する特徴のある仕立て。さらにパネルの随所にピアノブラックを取り入れることで、落ち着きと上品さが付け加えられている。運転中には常に視界に入る部分だからこそ、この落ち着いた雰囲気は心地よく運転に集中できると言うわけだ。

また、インパネ周りも黒樹脂一色ではなく、シートファブリックに合わせたブルーのパネルでアレンジが加えられる。このパネルは樹脂製ながらも、ステッチ風のアクセントラインを施すことで、パッと見はレザーにも見える仕上げが施されているというのも特徴だ。
「インテリアのデザインや質感は文句なし気に入っています。でも、それ以上に気に入っているのが、収納の多さと使い勝手ですね。スマホや家の鍵、あとはドリンクなどの収納スペースが純正で備わっているため、収納グッズなどを買う必要がありません。収納グッズを載せることで内装がごちゃごちゃしないのも、デイズを使っていて改めて判った良い点ですね」

ちなみに、デイズハイウェイスターを選んだのはIshiさんだが、ボディカラーに関しては担当した営業さんが勧めたチタニウムグレーメタリックをチョイス。当初は暗い印象だったと言うが、乗っているとだんだん愛着が湧き、今ではいぶし銀の渋さと評するほど気に入っており、良い色を紹介してもらったと満足度も高まっているという。

愛車を手に入れた恩恵は思わぬところでも受けている。というのも、前職から転職した際に引っ越しをしたそうで、その際にデイズがフル活用できたのだ。

「物があまり多くなかったこともありますが、単身の引っ越し程度ならこれ1台で大方のものが運べちゃいました。本当なら引っ越し業者を手配したり、日程をすり合わせなければならないんですが、自分のクルマで引っ越しが完了したので、時間的にも金銭的にもだいぶ節約できましたよ」

ちなみに、現在の職場はというと、今回の取材会場としてお世話になった『大分大学図書館』である。もともと本が好きだったこともあり、理想的な職場に巡り会えたと言うIshiさん。ちょうど職場で取材会が開催されると知り、思い出のひとつとして参加してくださったのだ。

「現在は大学の近所に住んでいるので、職場までは徒歩圏内になりました。だから平日に乗る機会は減ってしまいましたが、休日は遠くまでドライブすることも増えました。最近では湯布院まで温泉に浸かりに行きましたが、長距離のドライブも安心して楽しめるので、本当にデイズにして良かったなと思っています」

当初の想像をはるかに超えて気に入ってしまったというデイズ。そのため、残価設定で購入しているが、今後は買い切りも考えていると言う。それほどまでに愛着が湧いているものの、次に新しい技術を搭載したクルマが出てきたら、そちらにも心が揺らぎそうだと言うのも正直なところ。

最新の高機能を使って安心安全なドライブを楽しみたい。気に入った1台に固執するのではなく、今後さらに進化した世界が広がっていく新時代を体験していくのもまた、楽しいカーライフであることは間違いないだろう。

(文: 渡辺大輔 / 撮影: 平野 陽)

※許可を得て取材を行っています
取材場所: 大分大学 旦野原キャンパス(大分県大分市旦野原700)

[GAZOO編集部]

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