私をアクティブにしてくれる! 日産 スカイラインGT-R&スバルWRX S4で楽しむスポーティなリア充カーライフ

  • スバル・WRX S4とR34型スカイラインGT-R

「頭文字D」や「ワイルドスピード」を見てはスポーツカーにあこがれを抱いていたというnatsukoさん。
社会人になってからもその思いは色あせることなく、特に好きだったスバルWRX S4と日産スカイラインGT-R(R34型)を所有するためなら生活を切り詰めて貯金するのも惜しくないほどとか。

そんな努力の甲斐あって、現在では大好きな2台をサーキット、イベント、街乗りで使い分けるというリア充すぎるカーライフを送っています。

そんな、natsukoさん×スカイラインGT-R&WRX S4のお話です。

――現在はR34 GT-RとWRXの2台持ちですが、どちらが先でした?

最初は今乗っているWRXなんです。これを3年前に新古車という形で手に入れて。自分でお金を出して買ったのはこれが初めてになりますね。

――いきなりいいクルマを買われましたね。もともとスポーツカーが大好きだったんですか?

  • スバル・WRX S4とオーナーのなつこさん

ハマったキッカケがマンガの「頭文字D」と映画「ワイルドスピード」だったんですよね。なので、こういうスポーツカーに乗りたいなぁという願望がすごく強くて。

――新古車で買われたということはすごくタイミングが良かったのかなと思いますが、めぐりあわせみたいな感じだったんですか?

いや、たまたま新古車だったんですけど、このクルマは業者のオークションで競り落としてもらったんです。なるべく年式が立っていないクルマで黒のボディカラーであればOKというくらいの感じで競り落としてもらいました。

――念願のスポーツカーを手にされたわけですが、乗り味はどうでしたか?

全然違いましたね。このクルマを買う前は母からもらったワゴンRに乗っていたんですが、車高もスピード感も全然違くて。ただ、ボディが大きすぎて当時の私の運転技術では持てあましてしまって、よくぶつけていました(笑)。

  • スバル・WRX S4の右サイドビュー

――この頃とかってドライブによく行かれたと思いますが、どのあたりに?

初めて行ったのが壬生の方の山に行きましたね。「イニD」を意識しちゃって(笑)。

――このWRXで運転テクを磨きながら、2台目のスポーツカーとなるR34型スカイラインGT-Rを手にされるわけですが、そもそもこのクルマを買おうと思ったキッカケは?

もともとイニDやワイスピを見ていたのでR34 GT-Rが欲しいという憧れがあったんですけど、買うタイミングの時に当時は700~800万円とめちゃめちゃ高くて。
なのでER34を探していたんですが、やっぱり妥協したくなくて、R34 GT-Rにしました。850万円ぐらいだったかな?総額で。

――かなりの金額ですが、支払いはローンですよね?

いえ、現金一括で。6年くらい貯金を頑張っていたんですが、それを一気にドーンって払う感じでした(笑)。

  • R34型スカイラインGT-Rとオーナーのなつこさん

――おおっ、現金一括! 1台維持しながら貯金はかなり大変だったと思いますが、当時はWRXの方はそこまでカスタムせず?

R34 GT-Rを買う前はWRXではカスタムというよりもサーキットで走りたいなという思いがあったんです。それでホイールとサスくらいしか換えていませんでした。

――ぶっちゃけ850万円というかなり高値の買い物なので、WRXの方を下取りに出して……という考えはなかったんですか?

親からはそういうことを言われましたが、私はどうしてもスポーツカーやセダンにしか乗りたくないので、普段使いはWRXと思って2台持ちにしました。

――ちなみに使い分けはどういう感じですか?

  • スバル・WRX S4とR34型スカイラインGT-Rの

今はR34 GT-Rがイベントやロングランとか走る時に運転するクルマになっていて、WRXは普段の街乗り用になりました。

――豪華な2台持ちですね、うらやましい! R34 GT-Rについてのこだわりは?

ホントはガンメタがよかったんですけど、そもそもガンメタカラーの数がないし、あっても1000万円越えしていたんですね。

それなら全国の中古車屋さんの中で最安値のものを買って、オールペンしたほうがいいと思って。だから色に関してはこだわりなくて。どちらかというと状態面を意識していました。

――R34 GT-Rはサーキットを走ることも想定していたそうですが、この手のクルマは前のオーナーによってはサーキット走行やカスタムで、状態面がイマイチなクルマもあったりしますよね……

このクルマはそういうのはなかったですね。ノーマルで全然いじっていないクルマだったので、これをメンテナンスしていった方が安く済むなって思いました。

――スカイラインを買われてから最初に何をされましたか?

  • R34型スカイラインGT-Rの右フロントビュー

納車した次の日にセキュリティーを入れたことですかね。ただ、当時の私だとまたぶつけたら嫌だったので当時付き合っていた恋人に定期的に運転してもらう以外はガレージに1年くらい置いておきました。

――1年も!? その後ようやくnatsukoさんによってスカイラインもデビューとなりましたが、イベントに行かれたのが最初みたいですね。これはご自身で近場のイベントを見つけて参加した感じですか?

いえ、これは知り合いからSNSで声をかけてもらったんですね。初めてR34 GT-Rに乗って出かけるのにはちょうどいいなって思って参加してからというもの、輪が広がってイベントに行けば必ず誰かと知り合うし、仲良くなっていくというのの繰り返しでした。

WRXの方のイベントは1回くらいしか行っていないのに苦笑。

――WRXではイベントに行かないんですか?

イベントに行くときに主催の方とかに「どっちで行きますか?」って聞くとR34 GT-Rを指定されることが多くって。

――やっぱR34 GT-Rの方が人気なんですね。そのあとはカスタムにも最近は力を入れているようですが、テーマは?

  • スバル・WRX S4とR34型スカイラインGT-Rのフロントビュー

オトナなカスタムというか、キレイ目にしたいなという思いはありますね。上質な感じにして品をよくするみたいな感じですかね。まだ外観ばかりで、車内はレカロシートを入れるくらいでそこまでは変わっていないです。

――R34 GT-Rの乗り味はどうでしょうか?

安定感が違いますね。今後はサーキットでも走るので楽しみです。このクルマでロングドライブすることもありますが全然疲れずに東京=大阪間を走ったりしますよ。

――関東と関西とのイベントに参加されているということなので、それぞれの違いってありますか?

関東の方がイベントの数が多いというのもありますが、開催場所がいずれもしっかりしていますよね。関西は数が少ないのでいくつか行っていると「場所はここ?」みたいな感じになって。あとは移動していて、関東の方が運転マナーはいいかもです(笑)。

――なるほどですね。ではそんな2台はnatsukoさんにとってはどんな存在?

大げさに言えば「人生を変えてくれた2台」ですね。実は私、以前にうつ病を患っていたのですが、クルマを購入してイベント等に行くようになってから徐々に回復しているし、引っ込み気味だった私を外へ、前へと連れて行ってくれる、そんな貴重な存在です。

  • R34型スカイラインGT-Rの前でほほ笑むオーナーのなつこさん

クルマを買ってからは「人生が変わった」というnatsukoさん。病を乗り越え、大好きなクルマに囲まれて過ごす毎日は彼女にとって充実した日々と言えるでしょう。

サーキットで疾走する姿やイベントを楽しむ姿からも会場の人気者とも言えるnatsukoさん。今後もスカイラインGT-R&WRX S4の2台で充実したカーライフを過ごすことでしょう!

【Twitter】
なつこさん

【YouTube】
なっちゃんさん

(文:福嶌弘)

[GAZOO編集部]