「このクルマはもはや家族」トヨタ カローラクロスで感じるクルマの楽しさと祖父との思い出

  • トヨタ・カローラクロス

大好きだったおじいさんがかつて乗っていた愛車・トヨタ ハリアーでの思い出が忘れられなかったというT-SAYさん。やがて自身もクルマを乗れるようになった時にコツコツとお金を貯めて手に入れたクルマが祖父と同じトヨタのSUVであるカローラクロス。

これまで乗ってきたクルマと全然違うという乗り味に感激し、カスタムも楽しむようになり、今では欠かせない存在になったといいます。

そんな、T-SAYさん×カローラクロスのお話です。

――T-SAYさんは今年2月にカローラクロスを手に入れたということですが、以前はどんなクルマに?

学生のころは親のクルマに乗っていたんですが、通勤用にクルマが必要になって買った最初のクルマは中古車のホンダのライフだったんですが……。

車両本体価格が1万円くらいの超格安のクルマだったのでとにかく古くて(苦笑)。

もともとSUVには興味があったし、「次は絶対新車を買おう」と思ってコツコツ貯めていて、それで手にしたのがカローラクロスです。

――もともとクルマ自体はお好きでしたか?

小さい頃はクルマが大好きで、いろいろなメーカーのクルマを覚えたりして詳しかったんですが、中学生くらいからクルマへの興味が薄れてしまって。

再びクルマへの熱が高くなったのが大学生になってからなんですね。免許を取って自分が運転するならどんなのがいいかなと考えるようになって。そのころにはSUVが流行っている時期でもあったから、乗りたいなと思うようになりました。

――SUVは人気車種が多くいろいろと選択肢があると思いますが、その中でなぜカローラクロスを?

  • トヨタ・カローラクロスと海

僕が愛知県豊田市出身なので地元企業のトヨタには愛着があったんですよね。家族もみんなトヨタ車に乗っていたので、クルマ=トヨタ車みたいなところがあったし、壊れにくいということへの安心感もあったんです。

あと僕がトヨタのSUVを選んだのは祖父の影響もあると思います。祖父はもともとアリストに乗っていたんですが、祖父は「同年代の周りの人と同じようなクルマに乗りたくない」という理由で最後に乗ったのがハリアーだったんですよ。

周りの祖父ぐらいの年の方がみんな、小さいクルマを選ぶ中を敢えて逆行して(笑)。そうした祖父の考え方がカッコよく感じたし、祖父のクルマで出かけて楽しかった思い出が強かったんですよね。なので最初はC-HRを狙っていました。

――CH-Rを候補としている中で、カローラクロスが出たわけですが……カローラクロスに心が奪われたんですか?

はい。理由としては
「金額はC-HRとあまり変わらないのにサイズが大きい」
「サンルーフが付いている」
「荷物がとにかく載る」
というところが気に入って。

あとカローラクロスだとオプションを付けるとフルフラットにできて、車中泊ができるというのも友人たちと外遊びした時に便利そうだなって。ちょうど僕が欲しいという希望を叶えてくれるのがこのクルマだったんですよね。

――デザインよりも機能面を重視されたという感じですね。

そうですね。デザインは当初はあまり好みではなかったんですが、エアロを付けたらビシっと決まってくれて(笑)。それ以来、好きになりました。

――新車購入ということでこだわったポイントはありましたか?

  • トヨタ・カローラクロスのリア

ボディカラーですね。もともと赤が好きだったので、若いうちしか乗れない色だろうから赤がいいなって。実車も見ずに選んじゃったんですけどね(笑)。

――赤いクルマって実車でないと色味がわかりづらいので、不安には思いませんでしたか?

不安には感じました。ただ、カローラクロスの赤のボディカラーは他のクルマにも使われていたので、それでイメージできたので大丈夫だろうとは感じていました。

――では、納車日は待ち遠しかったのでは?

待ち遠しかったですね。なんせ1年以上待ちましたから。ただ、いざ実車を見ても実感が湧かなかったんですよね(笑)。新車を買うのって初めてのことだし、そうそうある機会じゃないんですけど……「これが僕のクルマかぁ」って感じで。

――コツコツと貯金していたお金を一気に支払ったことで達成感も?

ありましたね。人生で一番の買い物になったので、そこから「クルマで楽しもう」みたいなモチベーションが一気に上がって。洗車する頻度もめちゃくちゃ上がりましたよ(笑)。

前のライフのころはほとんど洗車したことなんかなかったんですが、今では何かあったらすぐに自分で洗っていますね。

  • トヨタ・カローラクロスと青空

――そんなカローラクロスですが、最初に乗った時の印象は?

馬力が全然違うなって。もともと軽自動車にずっと乗っていたからそこには一番驚きましたね。高速道路とか坂道を走った時にアクセルをめいっぱい踏まなくていいんだという感じで運転が楽でした。

あとはハイブリッドなので、燃費もめちゃくちゃよくて。家族も誰もハイブリッド車に乗ったことがなかったからみんな驚いていました。

ガソリン車と挙動がちょっと違うし、音がしないから最初は「エンジン掛かっているのかな?」って最初のころは不安にもなりましたけどね(笑)。

あとは、購入時にオプションを惜しみなくいいのを選んでよかったと心底思いました。

――カローラクロスに買い替えたことで周りの反響は?

友達からはみんな「乗せてくれ!」って言われますね。みんな大学を卒業したばかりだから新車を買うなんてことはなかなかないから「思い切ったね!」とはよく言われました(笑)。

  • トヨタ・カローラクロスと夕日

――お出かけの頻度も増えたということですが、最初のドライブスポットは?

県外ですが、滋賀県のメタセコイヤを見に行きたくて、納車して1週間くらいですぐに行ってきました。ただ、行ったのが真冬だったから、インスタで見るような感じには全然ならなかったですね(笑)。

雪がぱらついていたんですが、運転に支障のないレベルだったし、高速道路を走っていても馬力があるし、クルーズコントロール機能がすごく便利で前よりも疲れを感じずに楽に乗れました。

――このころからオフ会にも参加するようになったということですが?

最初はプチオフ会からでした。同じ愛知に住んでいた方からサプライズで来て欲しい!というリクエストいただき、顔を出したのがはじまりでした。

  • トヨタ・カローラクロスのオフ会
  • トヨタ・カローラクロスで参加したオフ会

――クルマのイベントへの参加はこれが初めて?

前から少しずつコラボに参加していたので、なんとなくの雰囲気は掴んでいたんですがここまで大規模なイベントは初めてでした。

岡崎で開催されたこのオフ会では、遠方からも多くのオーナーさんが集まってきて、今まで関わりがあった人も、なかった人ともいい出会いになりました!

最初はSNS上でやり取りしたことのない人たちばかりでしたので心配でしたが、実際に参加したらすごく楽しくて。自分の車のカスタム話や、他のオーナーさんのこだわりにもふれながら、クルマ談義に花が咲きました。

――そもそもクルマを購入した当時、「カスタムしよう」という思いはありましたか?

カスタムしたかったので買う前からいろいろ調べていたんですよ。外装でもどういうカスタムがあるのかとか。納車まで1年以上かかったので調べる時間はたくさんあって(笑)。

それでSNSでそういうカスタムショップを知ったので会いに行ったんですが、それで自分の希望を伝えて案をもらった上で今の形になりました。最初はステッカーを貼るとか簡単なカスタムしかしないつもりだったんですけどね(笑)。

  • カスタムショップで撮影したトヨタ・カローラクロス

――オフ会に参加するとカスタムへの刺激を受けがちですが……

思いっきり刺激されて、今やカスタムの沼にどっぷりですよ(笑)。来年のカスタムの予定まで組んでいるくらいですから(笑)。

――どんなカスタムをする予定なのですか?

まずはフェンダーアーチモールを換えたいんですよね。樹脂パーツが無塗装の状態なのでここをダークグレーのものに換えたくて。今も行きつけのショップと相談しています。

――オフ会に参加するようになって、出かける際の移動距離もだいぶ増えたのでは?

増えましたね。県外にも頻繁に行くし。印象深いのは2023年の8月に横浜のカスタムショップに行った時ですかね。

そのショップに行く前にも予定を立てて、関東に住んでいるカロクロオーナーさんたちに会いに行って、車中泊ができる仕様になっているので、夜はクルマで寝て。各地で多くの仲間に出会い帰ってくる。そんな旅が一番印象深いドライブです。

――このクルマで一番の自慢ポイントはどこでしょうか?

外観ですね。今となっては(笑)。これだけ手を入れたので愛着が湧きすぎちゃったんですよね。中でもヘッドライトが特に気に入っていて、自分のクルマなのに照れちゃうくらいカッコイイですね(笑)。

それとナンバーですね。さっき話した祖父はもう亡くなってしまって、このクルマを見せてあげることはできなかったんですが、祖父のハリアーのナンバーの100番と同じ番号を僕のカローラクロスのナンバーにしました。

  • トヨタ・カローラクロスとトヨタ・ハリアー

――今後、クルマで出かけたいところは?

いっぱいありますよ。一番行きたいのは茨城の千人画廊というところに行ってみたくて。あそこで写真が取りたいんですよね。今まで東京より上に行ったことがないから、もっといろいろなところに行きたいです。

――では、このカローラクロスはT-SAYさんにとってどんな存在ですか?

「我が子」みたいな感じですね。通勤でも乗っているんですが、出張とかで数日乗らない日があるとソワソワしちゃって(笑)。家にいるよりもこのクルマの車内にいることの方が多いくらいなんで、自分の部屋的なところもあるかもしれません。

だからこそ落ち着くし、我が子のような感じで愛着が湧んですよね。このクルマに出会えてよかったです。

【Instagram】
T-SAYさん

(文:福嶌弘)