クルマ初心者の私がスズキ ジムニーシエラから教わったカーライフの楽しさ
ジムニーに出会うまでは「運転できるならどの車種でもいい」と思っていたkotohaさん。JB74の購入をきっかけに、ジムニーライフという沼にどっぷりとハマったと言います。
そこには、今まで彼女が知らなかった“楽しみ”が詰まっていたとのこと。
今回は、kotohaさん×ジムニーシエラ(JB74)のお話です。
――ジムニーとの出会いはどんな感じでしたか?
実は最初は、ハスラーかクロスビーかで検討していたんです。「正直、運転できればなんでも良い。」とすら思いながらディーラーに行った時に、偶然あったジムニーがどうしても気になり、試乗させてもらいました。
運転してみると、想像以上に楽しくて「これが良い!」と即決しました。
――衝動的な購入だったんですね。JB64ではなくJB74にした理由は何だったんですか?
フェンダーのデザインが私の好みだったからです。JB64はスラっとしていてスリムなのですが、JB74はワイドなフェンダーでゴツくて、カッコ良いと思いました。あと、頻繁に高速道路を利用するので、普通車の方が安定していてパワーもあるかなと考えて、選びました。
――納車日まではどのくらいの期間がありましたか?
それが、1年間もあったんです……。なので納車されるまでは、ひたすら「早く来て欲しい!」という気持ちでした(笑)。
納車待ちの間、SNSでカッコよくカスタムされたジムニーの投稿を見て「このパーツをつけたい」という、理想のカスタム像を考えていました。
――どういうカスタムにしたかったんですか?
せっかく四駆に乗るなら、女子っぽくない、厳つさやワイルドさを全面に出した見た目にしたかったんです。
小さい頃から、クルマを本格的に乗り倒して運転することに密かに憧れていたので、それも見た目の好みに影響しているのかもしれません。
――1年間という長い期間を経てからのドライブは、どうでしたか?
「ついにきた!」という心境で、めちゃくちゃ嬉しかったです!運転席が狭いんですけど、それが逆に“自分の部屋”みたいな感じがして気に入りました。
あと、手が届く範囲に操作ボタンが全てあるのも良いです。このジムニー特有の“コックピット感”がワクワクを加速させてくれて、歴代ジムニーのアナログ感を「よく引き継いでくれた!」と感動しました。
――大変満足されたんですね!走行距離は現在どのくらいなんですか?
36,000kmです。乗ってまだ1年半なのに、ちょっと乗りすぎちゃいました(笑)。
――相当乗り回していますね!ジムニーのイベントには、よく行かれているんですか?
毎週のようにオフ会やキャンプ、トライアルイベントに行っています。
中でも1年前にあった『ジムニー女子会』という、女性オーナー限定で50台のジムニーが集まるイベントが圧巻でしたね。
他の方のジムニーをたくさん見ることができて、自分のジムニー歴の浅さを感じたのと同時に、カスタムの物足りなさを感じました。
このイベントでは、ジムニー乗りのオーナーさんたちとお話しができたのが、1番嬉しかったです。
――トライアルイベントのお話もお聞きしたいです!
“ゆるトラ”という、4駆であれば誰でも参加できる大会があって、私は初心者クラスにエントリーしました。
傾斜が急なコースを走るのですが、少しでもぶつかると大幅に減点されるんです。バックしても減点されるルールでした。終始、横転しないか心配していましたが、なんだかんだ上手くいって、なんと4位に入賞できたんです!
――初めてなのに入賞できたってスゴ過ぎませんか!?相当練習されたのでは……。
この時は練習をしないままの参加でした。ジムニーは小回りが効くので、トライアル向きの車種でもあるのだと思います。
実は、つい最近も2度目のトライアルに参加してきたんです。残念ながら、走行中に後輪と前輪が対角線で浮いちゃった影響でぶつかってしまい、入賞はできませんでしたが……。
3位以内になると表彰台にのぼれるので、それが今の夢です!
――新しい目標ができたんですね!プライベートではトライアルの練習をしているんですか?
頻繁にしています。周りにはオフロード上級者の方が多いので、助手席に乗って運転スキルを勉強させてもらっています。
――例えば、どういうところを参考にするんでしょうか?
ハンドルを切るタイミングとかですかね……。つい最近乗せてもらった時は、小回りしようにも4駆だと大回りになっちゃうので、その時だけ2駆に入れて走行するというテクニックを学びました。
傾斜が急であればあるほど焦ってしまうのと、車体を左に詰めるのが苦手なので、そういった苦手部分を潰すのが今後の目標ですね。
――ちゃんと分析されていて素晴らしいですね。ところで、kotohaさんのジムニーのお気に入り部分はどこですか?
1番は決められませんが、フロントグリルは特に気に入っています。
このグリルは、約50年前のジムニーの顔になっているんですよ。レトロな感じがたまらなく好きです。
「初めて見た」「カッコ良いね!」と声をかけてくださる人もいて、値段は高かったですが、すごく満足しています。
――順調に好みのジムニーになっていっているのですね!では、カーライフの中で楽しいと思う瞬間はどういう時でしょうか?
窓を開けてマフラーの音を聞きながら走っている瞬間が好きです。
マフラーは知り合いからオススメされたものに変えたのですが、重厚感のあるサウンドで「ドドドドド」という低い音がたまらないです。
やっぱり、アクセルを踏んだら音が聞こえて欲しいじゃないですか!この“運転している感”が最高なんです。
――存分にジムニーライフを楽しんでいて素敵です!kotohaさんの中でジムニーってどんな存在ですか?
もう、“命”です(笑)。自分の分身くらいに思っています。
身の回りの物もジムニーだらけで、仕事で使う名札の紐もジムニー柄ですし、パソコンの背景もジムニー。ジムニーステッカーを自分でデザインして作っちゃうくらいです。購入前はここまでハマると思っていなくて、両親も引いてしまう程、ハマりすぎています(笑)。
駐車するときは「ごめんね、待っててね。」と話かけてしまうくらい、私にとって大切な存在なんです。
イベントでの出会いや、カスタムのワクワク感、オフロード走行時の一体感。そんなたくさんの楽しさを、ジムニーとの出会いで見つけたと語るkotohaさん。
今後も素敵なジムニーライフを全力で楽しんでください!
【Instagram】
kotohaさん
(文:秦 悠陽)
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