トヨペット・コロナ マークII ・・・圧倒的な存在感!グリルが立派なクルマ特集
クルマの個性は顔に出る! 今回はフロントまわりに印象的な形のグリルを据えた、国内外の個性派モデルをピックアップ。週替わりで紹介します。
トヨペット・コロナ マークII
今から半世紀をさかのぼる1968年に、その名のとおりコロナの上級版として誕生したコロナ マークII。ベースとなったのは当時のベストセラーだった3代目コロナで、アローラインと呼ばれたコロナの面影を残したボディーに、やはりコロナから受け継いだオーソドックスだが堅実なメカニズムを搭載。4ドアセダンをはじめ、2ドアハードトップ、ワゴン、商用バンからピックアップまでそろえたワイドバリエーションで、デビューとともに人気車種となった。
ここで紹介するのは、1971年に2度目のマイナーチェンジを受けた後期型(最終型)。スラントしたフロントグリルは分割され、中央にボディー同色のルーバー状(セダンは横バー、ハードトップは縦バー)の突き出た部分を持つ顔つきを「イーグルマスク」と称していた。イーグル(eagle)とは英語で鷲(ワシ)のことであり、いわれてみれば納得できる表情である。
写真は3代目コロナが日本で初めて導入したセンターピラーレスの2ドアハードトップ。この個体は最もおとなしいシングルキャブ仕様の1.7リッター直4 SOHCエンジン搭載車だが、ほかに同ツインキャブ仕様、1.9リッターSOHCのシングルキャブ/ツインキャブ仕様、そしてソレックス・ツインキャブ仕様の1.9リッターDOHCを積んだホットモデルのGSSと、ラインナップは豊富だった。
[ガズー編集部]
グリルが立派なクルマ特集
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