トヨタ・イプサム240sを選んだ理由。家族の思い出を引き継ぐ愛車ストーリー
今回の主人公「ニャンクス」さんの愛車は、トヨタ・イプサム(2008年式)。2.4リッター系グレードのなかでも、スポーティーな個性を持つ「240s」です。
もともと家族が長年所有していたイプサムを譲り受けるはずでしたが、叶いませんでした。それでも「イプサムに乗りたい」という想いは途切れず、3年前に迎え入れたのだそうです。
そんなニャンクスさんとイプサムのこだわりカーライフを紹介します。
――イプサムは、ニャンクスさんが生まれたときから親御さんが乗られていたそうですね?
そうなんです。我が家は2台のイプサムを乗り継いでいます。1台目が初代イプサムで、2台目がシリーズ2代目の前期型ですね。2001年の5月から約15年間乗っていました。
これは親から聞いた話なんですが、2台目のイプサムを購入する前にディーラーで試乗したそうです。で、試乗車のイプサムを返却しようとしたとき、当時2歳だった僕が「これがいい!」とギャン泣きしたらしくて(笑)それがきっかけで購入することにしたと聞いています。
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当時のイプサム(240u前期型)
――まさにカーライフの原点ですね!
そうですね。イプサムがほんとうに大好きで、運転免許を取ったら譲ってもらうことを楽しみにしていました。ところが……致命的な故障が発覚して、僕が部活の吹奏楽コンクールで忙しくしている間に、アルファード(30系・トヨタ)に変わってました(笑)。
――え!それはショックですね……。
多分、親もわかっていたと思うんですよね。手放すことを僕に話すと別れが辛くなるだろうということで、あえて黙ってくれていたんでしょう。
――なるほど……。では、購入しようと決意するまでの気持ちの変化はいかがでしたか?
今から3年くらい前にさかのぼります。当時はクルマのない生活を送っていたのですが、中古車サイトはまめにチェックしていました。別のクルマに乗ることも考えていたので。
ところが、イプサムの玉数がかなり減っていて、あるサイトでは20台近くまで減っていることを知りました。「今乗らないと二度と乗れなくなるかも」と焦りの気持ちが湧いて「一回はイプサムに乗っておきたい!」と強く思うようになりました。
――購入までの経緯を教えてください。
中古車を探して、最後に残った候補は2台。前期型の240uと後期型の240sでした。正直、240sは最初は考えていなくて、次の日に240uの実車確認をしてから決めようと思っていたんですが、240sがフルオプションだったところに一目惚れして即決してしまいました。
――極上の個体との運命的な出合いだったんですね。愛車を迎えた日はどんな気持ちでしたか?
「感動」のひと言では足りないほどうれしかったです。ショップから自宅まで高速道路を走って帰ったときには、イプサムの印象が大きく変わりました。
正直、これまでは普通のミニバンというイメージがあったのですが、実際に走ってみると2.4リッターらしい加速でアクセルのツキもよく、4ATとは思えない走りが気持ちよかったです。クルマとの一体感もありますね。
――そんな現在の走行距離は、なんと22万キロ超えですか!?
購入してから3年3か月で約15万キロ走っていることになります。以前からロングドライブが好きで、友人を乗せて遠出することもしばしばです。九州や青森、祖母が住む富山にもこのイプサムで行ってきました。
高速よりも下道のほうが好きで、色々寄り道をしてしまいます(笑)。走っていて「ここいいな」と思える景色を見つけるのが楽しいんですよね。同時に、イプサムに新しい世界を見せてあげているような感覚もあります。
――すてきですね。愛車の装備でお気に入りの部分はどこですか?
ライブサウンドシステムが入っている部分ですかね。ナビも良いものにしているので、友達を乗せていて楽しいです。モニターが付いているのも気に入っています。
――カスタムも楽しんでいらっしゃるそうで、いちばんのこだわりは?
ウッド調の内装です。240sはもともと黒木目ですが、親が乗っていた240uは茶木目だったのでどうしても変えたかったんですよね。あの茶木目が“我が家のイプサム”を感じる大事なポイントです。車内に乗り込んだときの雰囲気が全然違います。オークションで毎日のように探してもなかなか見つからなくて、茶木目に替えるまでに2年くらいかかりました。
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イプサムのマスコット「名犬トゥモロー」のぬいぐるみは友人にプレゼントされたもの
――エクステリアにも、親御さんのイプサムを思わせるこだわりがあるとか。
グリルを、家にあった前期型と同じものに交換しています。リヤのランプを点灯させたときの光り方も、前期型を再現するようにカスタムしました。リヤバンパーには当時の販売店「VISTA」のステッカーも貼っています。
いっぽうで、車高調やホイール、マフラーは自分の理想のスタイルとして取り入れています。車高調はHKSのものを。ホイールはWORKのLS305を履かせています。マフラーはFUJITSUBOのWagolisを装着しています。
方向性としては「平成仕様のカスタム」ですが、親が乗っていたイプサムの面影と、自分が思うかっこよさを両立させたいと考えています。
――愛車を維持するうえで気をつけていることがあれば教えてください。
部品はすでに入手しづらくなっているモノもあるので、できるだけストックしています。可能なかぎり長く乗り続けられるように頑張りたいです。
――これまでのカーライフで、特に心に残っている出来事を教えてください。
実は、去年の3月にぶつけられてしまったんですよ。10対0の事故だったんですが、ブレーキをすぐ踏んでハンドルを右に切っていたおかげで、足回りへの致命傷を回避できました。修理に3カ月かかってしまいましたが、きれいに戻ってきてくれたので「このクルマは不死身だな」と思うようになりましたね。
――ニャンクスさんがご無事で何よりです。この3年間でさまざまな出来事があったと思いますが、カーライフで変化したことはありますか?
他車種のオーナーさんとの交流が増えました。トヨタ・ファンカーゴや初代プリウス、アルデオ(トヨタ・ビスタアルデオ)、ホンダ・オデッセイのオーナーさんたちと知り合い、仲良くしていただいています。
――今後、愛車とどう付き合っていきたいですか?
修理をしながらになると思いますが、大切に乗り続けていきたいです。北海道のオーナーさんにお会いするため、いつかこのイプサムで北海道へ渡りたいと計画中です。これからもいろいろな場所へ行って、このクルマと一緒に新しい景色を見たいと思っています。
ニャンクスさんの240sには、幼いころから親しんできた“わが家のイプサム”の面影が息づいていました。自分の理想とするスタイルにもこだわり、ニャンクスさんだけの一台となっているところが、この個体を一層魅力的にしていると感じます。これからも大好きなイプサムと素敵な旅を続けてくださいね!
【X】
@IPSUM_LOVEさん
【Instagram】
seita_5011さん
(文:野鶴 美和 写真:ニャンクスさん提供)
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