久しぶりのマイカーはやっぱり最高! 日産 フェアレディZがくれた安らぎとリラックスのひと時
「愛車は5~6年所有していなかった」というZコーヒーさん。その間はカーシェアなどを利用していたということでしたが、コロナ禍をキッカケに再び購入することになり出会ったのが「乗ってみたかったスポーツカー」の日産 フェアレディZ。
かねてからクルマが好きだったこともあり、流線型のフォルムやパワフルな走りを堪能できたことが何よりも楽しく、気が付けば都内から遠方までドライブに行くこともしばしばなんだそうです。
そんな、Zコーヒーさん×フェアレディZのお話です。
――Zコーヒーさんはハンドルネームの通り、フェアレディZに乗られていますが、それまではどんなクルマに乗られていたんですか?
このクルマが2台目なんですが、最初はプジョー106 S16に乗っていたんですよ。106を手放してからは5~6年ブランクが開いて、久々にクルマを買ったという感じです。
――久しぶりにクルマを買おうと思ったキッカケは?
コロナ禍ですね。移動に制限された中、自由に動けるようにしたいということで久しぶりに買おうかなって。以前はカーシェアを利用することが多かったんですが、やっぱり自分のクルマが欲しいと思って。
――クルマのキャラクターがだいぶ変わった感じがしましたが、フェアレディZにたどり着いた経緯は?
プジョー106に乗っていたころは若かったので維持費を理由に小さいクルマという考えを持っていましたが、やっぱりスポーツカーに乗りたいなって。
クルマはもともと好きだったので「一生に一度はスポーツカーに乗りたい」という憧れがありました。
2シーターでクーペで、NAの大きなエンジンを積んでいるクルマってこの先はもう出てこないとも思ったし、スタイリングもカッコいいクルマ……となると自然とフェアレディZに行き着いた感じですね。
――スポーツカーはカッコよくないとですもんね。中古車としての購入だと思いますが、最初はどんな条件で探していましたか?
最初はMT車を希望していましたが、Z34型ではATが7速化されたのでこれを使ってみたいと思ってAT車に絞って探し始めました。
バージョンは一番いいSTで、シートがオレンジ色で色気のあるのがいいこと、あと僕が好きなロードバイクがZ34であれば積めることも分かり、その条件を満たしたクルマを認定中古車でないかなと探していました。
――フェアレディZでも結構荷物が詰めるんですね! コンディションというよりも装備やグレードを重視してクルマを探していた感じなんですね
そうですね。左手を動かして運転するのはこれまで散々やったし、キュンキュン走る感じで運転を楽しむことはできたので、こっちはMTにこだわらず純粋に高速クルーズを楽しめるのがいいなって。都内から大阪にもこのクルマで行きましたが余裕で行けましたよ。
――希望していた個体のフェアレディZを探すのは大変でしたか?
それが結構早く見つかったんですよ。認定中古車にこだわったのは前のプジョー106でひどい思いをして、ちょっとしたプラグ交換とかでも高額になったりして大変だったんです。
日産系列の中古車専門店で欲しかったクルマがあって、実車を見てすぐに決めました。
お店にはいくつかフェアレディZがあって、このクルマは比較的安い金額だったんですよ。理由を聞いたらステアリングの傷が多いのと飛び石でボディに小傷があるということだったんですが、そんなにひどくなかったです。
機械類はスイッチとかも全部チェックして問題がなかったので大丈夫だと。前のプジョーは外装はよかったけれど、機械類がダメだったので大変だったんですよ。
なので、自分の中で機械類が大丈夫なのでイケる!と思って決断しました。金額的には200万円ちょっとくらいで、走行距離が4万キロくらいのクルマで、予算よりも安く手に入れられてよかったなって思います(笑)。
――改めて自分のクルマとしてフェアレディZが納車された際、どんな気持ちに?
いい気分ですよね。バッチリ仕上げられてきましたし、背が低いクルマを運転するのはこれが初めてなので、クルマ好きとしてやりたかったことが達成できたことに満足感がありました。
――初めて運転した際の印象はどうでしたか?
車高が低いのは感じていましたが、「左後方が見づらいな」とは思いましたね(笑)。買う時にバックモニターやドラレコをオプションで勧められたんですが、その時はいらないだろうなと思って付けなかったんですが、それを後悔しましたね(笑)。
僕の家の駐車場が機械式の駐車場で、フェアレディZだと駐車場のパレットの幅がギリギリで、停めるとスペースが指1本分くらいしかないんですよ(笑)。
だから購入前にも実車を持って来て確かめさせてもらったんですが、クルマ屋さんもビビるくらいにギリギリで……毎回駐車する際は神経を使うんですが、逆にそれで車幅感覚は磨かれましたね(笑)。
――久しぶりにクルマを買われて、しかもフェアレディZということで周りの反響もすごそうですね!
すごかったですね。みんなから「なんでZにしたの?」とは聞かれましたね。シルバーのボディカラーにオレンジのシートという組み合わせはカタログカラーと同じだったみたいでクルマ好きな人からは「カッコイイね」みたいな感じで言ってくれて。
あと、前のオーナーさんがいいボディコーティングをしてくれていたみたいで実車を見た友人は「いいボディコーティングされているね!」と教えてくれたりしましたね。
――すごく好意的な声が多かったんですね。購入したあとはお出かけする頻度は増えましたか?
平日の夜やちょっとお休みが取れた時は結構遠出するようになりましたね。大阪に行ったのもそうですが、一番遠いところで香川まで行きましたよ。
――やっぱり一番印象深いのは香川へのドライブですか?
そうですね。「うどんを食べたい」という理由で行っただけなんですが(笑)。
パートナーと一緒だったんですが、時間がなくて48時間で往復するというスケジュールで、夜中に出発して夜通し走っていろいろ遊んで、ちょうど48時間後に帰ってきたというのは、さすがに詰め込み過ぎたなって気がしましたね(笑)。
――すごい詰め込みドライブでしたね(笑)。助手席のパートナーさんも大変だったんじゃないですか?
実はパートナーもクルマ好きでZのことをすごくポジティブに考えてくれて、道中も楽しくドライブできましたよ(笑)。
あと、もう1つ印象深いのが芦ノ湖に釣りに行った時で御殿場から箱根の山道に入ったらすごい濃霧で10メートル先も見えないくらいの天候だったんです。
それでも晴れたら釣れると思って何とか芦ノ湖までは行ったんですが……どうしようもないくらいの濃霧で結果釣りすらできずに男二人で帰ってきたというのもありますね(笑)。
――このクルマを買ってからって、箱根みたいな山道を走ってみたいという思いは芽生えたりしましたか?
僕はどちらかと言うと高速で気持ちよく走れる方が好きですね。ただパワーがすごいから、そういう道も走るのも楽しいですけどね。
――クルマってカスタムしたくなる方も多いですが、Zコーヒーさんはあまりカスタム欲はない感じですか?
あまり興味がなくて。昔、フェアレディZを特集した番組を見てエンジニアの方がすごい考えて作られているのを話していたのが印象的で。ノーマルの状態でなるべく最高の状態を引き出したいという思いが強いですね。
なので外装をイジるというよりも、エンジニアの方へのリスペクトを込めてオイルとかにこだわって性能を引き出したいという気持ちです。
――所有されて2年が経ちますが、改めてこのフェアレディZの気に入っているところは?
後ろからのテールライト付近のフォルムですよね。このクルマならではのワイドに張り出したデザインを見ると、グッとくるんですよね。当然フロント部のヘッドライトも好きですが……どの角度から見てもやっぱりカッコイイですね(笑)。
――愛が深いですね。ちなみにこの愛車での今後の予定はありますか?
ドライブで言うと西側にはよく行くんですが、今度は北の方……東北とかにも行ってみたいなって。あと群馬だと「頭文字D」の聖地でもあるので、榛名山とかを走るのも楽しみですね。
――では、フェアレディZってZコーヒーさんにとってはどんな存在ですか?
「自分の時間をくれる存在」ですかね。仕事や日々の煩わしいことを忘れて純粋に楽しめて、リラックスできるんですよね。
クルマってある種、パーソナルスペースみたいな面もあると思うんですが、僕にとってフェアレディZの運転席はリラックスできる場所であり、「明日からまた頑張ろう」みたいな活力をくれる場所なのかなっていう気がします。
「このクルマに乗っていると、日ごろの仕事のわずらわしさを忘れられる」というZコーヒーさん。一度は乗りたいと思っていたスポーツカーを手にして運転を楽しまれている時はまさに癒しの時間なのかもしれません。
主に関西方面へのロングドライブが多かったみたいですが、今後は東北エリアへのドライブ投稿が増えるかもしれません! Zコーヒーさんのこれからの投稿が楽しみですね!!
【Instagram】
Zコーヒーさん
(文:福嶌弘)
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