「クルマに対して初めて愛が芽生えた」コペル ボニートと共に登る大人の階段
今回お話を伺ったのは、タクシードライバーとしてお仕事をされているというTakashiさん27歳。
免許を取得後は親と共用のクルマに乗っていたそうですが、その後初めての愛車としてハスラーを迎え入れるました。
約3年間ハスラーに乗り、次の愛車を探していた時、1997年式のミヤセ自動車・コペルボニートに出会いひと目惚れ。心の底から欲しいと思い即決で購入したんだとか。
元々クルマ自体に興味がなかったものの、コペル ボニートに乗り換えてから現在までの2年間はずっと愛車に夢中だったというTakashiさんのお話です。
――コペル ボニートに乗り換えようと思ったきっかけはなんだったのでしょう?
フェンダーミラーが標準装備されたクルマが元々すごく好きで、そういった仕様のクルマをずっとネットで探していたんですよね。次の愛車を考えていた時も、フェンダーミラー付きでMTのクルマに乗りたかったんです。
そうしたら、ふとこのクルマに出会って、正に自分好みの求めていたデザインだったので、すぐに購入に向けて動いたんです。まあ言っちゃえばひと目惚れってことですね。
――フェンダーミラーが好きな理由は何故なんですか?
タクシードライバーの仕事で使用しているクルマもフェンダーミラーが付いていて、実際に使用してみて「見やすくてめっちゃ良いな!」って感じたんです。だから次の愛車は絶対にフェンダーミラー付きが良い!って思っていたんですよ。
コペル ボニートを見つけた時、フェンダーミラーももちろん気に入ったんですが、まずグリルに目がいって、めちゃくちゃカッコ良いなって思いました。というか、コペル ボニートは全体的なデザインに一目惚れして好きになっちゃったんです(笑)。
元々ミニにも興味があったんですが、このコペル ボニートはひと目見たその時から、心の底から欲しいと思えたんです。クルマのことを調べずに、次の日すぐに買いに行ったんですよ(笑)。
――どれだけ一目惚れをしてしまったのか伝わります(笑)。購入を決めてからクルマが来るまではどんな心境でしたか?
納車されるまでは1ヶ月くらい期間があったんですが、その間は早く来ないかなっていう気持ちでいっぱいでしたね。
あと、どんなクルマなのかっていうのは、この期間中に調べました。ベースがK11型マーチだったということを知ったり、相当珍しいクルマということを知って、さらに気に入りました。本当に見つけられて良かったなって思いましたね。
しかも、コペル ボニートのMT車ってほとんど無いみたいなんですよ。その時点でほぼ唯一無二の存在だなって1人で勝手に高ぶっていました(笑)。
――コペル ボニートが家に届いた時のことを教えてください!
クルマが家に届いて、早速乗ってみたんですが、気に入っていたフェンダーミラーが少し見にくいことに気づきまして…(笑)。ただ、それよりも実物の見た目もやっぱりカッコ良いなって、ミラーのことを上回るうれしさがありましたね。本当に大満足の買い物になりました。
よく、納車日はどこか遠いところまで走ってしまったという話を聞きますが、僕の場合は運転よりもすぐにDIYしたい気持ちが抑えられなくて行動に移していました。
――DIYをしたいというのは購入前から決めていたんですか?
納車前からこの部品を取り付けたいとかはすでに考えていて、パーツも事前に購入していましたね。最初は内装を自分好みにしたいと思ってアームレストを取り付けたんですよ。
「K11」とネットで調べると、色々なパーツが出てくるんですけど、その中から自分好みのパーツを選ぶんです。同じマーチをベース車両とする光岡自動車のビュートのパーツを見て「これ、ボニートに付けたら良いんじゃないか」って思った時は、迷わずそれに決めたりしました。
他にも修理も含めて、色々な場所をDIYしているんですが、100円ショップでアクリル板を買って削って取り付けたり、本当に色々とやりましたね。
――すごい楽しんでいますね! DIYの経験は元々あったんですか?
実は、自分の一軒家のリフォームを独学でやったことがあったんです。クルマのDIYにハマっている間も、家のリフォームで畳からフローリングに変えたりとか、家の中を塗装したり、駐車場を作ったこともありましたね。
――そのDIY精神というのはTakashiさんの性格からくるものなんでしょうか?
昔は全然、そんなことはなかったんですよ。仕事以外はほとんど何にも打ち込んだことがなかったんですよね。でも、ある時「もっとちゃんとしないと」「このまま努力しないまま死んでいくは嫌だ」って、なんでも良いから何かやりたいと思い始めたんです。
それで、1番自分ができそうなものだったのがDIYだったわけです。自分でやってみたら意外とできるんじゃないか精神でやってみたら、意外となんとかなることが多くて、本当に感動しました。
――今までで一番印象的なコペル ボニートとの思い出はありますか?
最初に行った遠征の場所は東京駅の周辺の有楽町にある、建物がすごく綺麗な場所に行ったんですが、そこがコペル ボニートに似合った場所で、めちゃくちゃ感動したことですね。
今でもコペル ボニートと合う場所を探すことが好きで、続けているんですよ。建築物も好きなので、これもカーライフの中で楽しい瞬間の1つですね。最終的には写真として残してSNSで投稿したりしています。
――コペルボニートに乗り換えてから、生活はガラッと変わったということですね
そうですね。コペルボニートに乗り出してからは、本当に充実した生活を送っています。
今のクルマの楽しみ方としては、お話したように、自分で修理やカスタムをすることで達成感を感じて感動し、その状態で写真スポットに行ってこの子に似合う背景で写真撮るという順番があって(笑)。
それが本当に楽しくて「自分のクルマってやっぱりカッコ良いな、可愛いな」って実感できるのが癒しになっているんですよ。クルマに乗っていて本当に良かったなって思う瞬間でもあります。本当にもう最高です(笑)。
――今後はどのように乗っていきたいですか?
今のクルマを手放さずにずっと乗り続けていきたいですね。あと、今以上に都内巡りをしてみたいです。DIYに関しては、足回りを交換したいなと思っているので、今はそれがめちゃくちゃ楽しみです。
――現在のTakashiさんにとって、愛車はどんな存在になりましたか?
自分の人生を変えてくれた存在です。何でもかんでも自分でやるようになって、人に依存することは無くなったんじゃないかなと思います。それって僕の人生にとって大きな変化だったんですよ。本格的にDIYできるんだなって気付いたのもこのコペル ボニートのおかげなんですよね。乗るようになって自分自身の成長も感じています。
「コペル ボニートに出会ってから、分からないから誰かに頼ろうではなくて、とりあえず自分でやってみようというふうに、根本的な考え方が変わりました。」
お話を聞きながら、Takashiさんがどこかのタイミングで別の大人への階段を登りたいと感じていて、その踏み出すきっかけとなったのがコペルボニートのように感じました。
そんなコペル ボニートとTakashiさんのカーライフがどのような“成長譚”を記していくのか楽しみです。
【Instagram】
Takashiさん
(文:秦 悠陽 写真提供:Takashiさん)
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