「もう一度乗りたい」。強い絆で結ばれたホンダ・N-ONEと僕
「N-ONEは最初、眼中になかったんです。」そう話すのは、現在44歳の てるまさん。
初めて自分で買ったクルマはホンダ・モビリオスパイク、以降は趣味がキャンプだったこともあり、ステップワゴン、ヴェゼル、トヨタ・ハイエースなど、荷物が多く積めるクルマを主に乗り継いでいます。
その後、クルマでの通勤距離が長くなることになり、走行を楽しみたいという思いもあって5速MT車のスズキ・ハスラーに乗り、現在はハスラーから乗り換えたN-ONEとのカーライフを楽しまれていると話してくれました。
そもそもN-ONEに乗り換えるつもりがなかったそうですが、出会いはどんな経緯だったのか、N-ONEへの思いも伺いました。
今回は、てるまさん×N-ONEのお話です。
――N-ONEとはどんな形で出会ったんですか?
約4年前、当時はハスラーに乗っていたのですが、姪のクルマの点検に付き添ってホンダの販売店に行く機会があったんですよね。
その時、以前から私がお世話になっていた営業さんが、たまたまお店の店長をやられていたんです。「店長になったんですね!」なんて話をしたりしていると、黄色いN-ONEが展示されていることに気付いたんです。
それで、クルマを見ていたら「試乗してみてください」って言ってくださって、運転させてもらったんですよ。
――出会いは販売店だったんですね!走行はどうでしたか?
「めちゃくちゃ走るし面白いな、これ本当に軽自動車なのか?」って感動してしまいました(笑)。その日は購入までは考えずに終わったのですが、後日、店長さんから「先日試乗したN-ONEを、よかったら購入しませんか?」っていう電話を受けて。乗った感覚を忘れられなかった私は「買います!」と思わずその場返事で即決しちゃったんです(笑)。
それぐらい自分にとって衝撃的な乗り味だったんですよね。しかも、あの時N-ONEが店頭に並んでいなかったら、今は乗っていなかったと思うので、本当に運命的だと感じています。
――具体的にはN-ONEの走行性のどういうところに魅了されたのでしょう?
試乗時は姪と姉が後部座席に座り、まずは3人乗ってどれほど快適かっていうのに注目したんですよね。そうしたら、アクセルを踏んだ瞬間の走り出しから全然違って「めっちゃ走るじゃん!」と感じました。
今までに乗った軽自動車だと、3人乗ると走り出しはやっぱり重くなっちゃうんですよ。それと、N-ONEはマニュアルシフトの操作感覚がスポーティというか、ギアチェンジの繋がりがすごく気持ち良くて、それも感動しましたね。
――試乗時からかなり気に入られたんですね。N-ONEのデザインはいかがでしたか?
めちゃくちゃ可愛いなって思いましたね。ハスラーはヘッドライトが丸目なのですが、N-ONEも同じ丸目で、そこでも運命を感じちゃいました(笑)。
あと、ボディカラーは指定だったのですが、今までに乗ったことがない色で、たまにはこういう色も良いなって思いました。キャラクターっぽいというか、個性的で良いですよね。
――N-ONEを購入して、何か変化はありましたか?
実は、このN-ONEとのカーライフを記録として残していきたいと思い、購入と同時にYouTubeを始めたんですよ。カスタムパーツやアイテムを買って、N-ONEに取り付ける様子などを動画で配信して、それを見た人が参考にしてくださったら良いなっていう軽い気持ちで始めました。
そうしたら、思いの外コメントをいただけたりして、今ではやり甲斐も感じますし、これからもN-ONEとのカーライフの楽しさを含めて発信していきたいです。
――てるまさんが「N-ONEに乗っていて良かった」と感じたエピソードはありますか?
クルマのコミュニティに参加できたことですね。
以前、N-ONE乗りが集まるオフ会に誘っていただけて、初めて参加したのですが、様々なオーナーさんがいたり、見たことのないカスタムをその場で見ることができて、その光景が新鮮でとても感動したんですよ。
その時に出会ったN-ONEオーナーさんたちは紳士的な人が多くて、気遣いもできて穏やかで優しい、N-ONEの見た目のイメージから想像する性格のような感じだったんです。そこがまた面白く感じて、そういう人たちに出会えて、参加して良かったなと今でも思います。
――約4年間乗られてきた中で、一番印象的な出来事は何でしたか?
昨年、単独事故を起こしてしまったことですね。事故の衝撃でメインフレームも曲がってしまって、クルマ屋さんからは「直すのが大変ですよ」って言われてしまうくらいひどい状況でした。
修理費も新車購入と変わらない程掛かってしまうし、クルマをどうしようかと悩んでいた時、妻から「このままだとN-ONEがかわいそうだから、乗り換えるにしてもちゃんと治してあげようよ」って言われたんです。
――めちゃくちゃ素敵な奥様ですね! その後もう一度N-ONEに乗るために修理されたのですね
妻の言葉にハッとして、せめて走れるようにしてあげようって決断しましたね。
それと、もう一度一緒に走りたいなって思っていましたし、こんなひどい状態にしちゃったっていう責任もあったのでね。
修理から帰ってきた当日は本当にウキウキで、クルマを引き取りに行った後に運転した時はあまりの感動で「帰ってきてくれてありがとう!」って口から出そうな程、ひたすら感謝の気持ちで満たされていました。
――てるまさんもN-ONEもいい出会いに恵まれて幸せですね!
本当にそう思います。幸せっていうと、N-ONEで様々な場所へ行く時、例えば観光地へ行って美味しい物を食べたりしている時などもかなり幸せです(笑)。
道中がたとえ長距離であっても苦にならないですし、小さいクルマだからこそ細い道をスムーズに走れたりすると、N-ONEがさらに好きになっていくんですよね。とにかく走るのが楽しい、それがこれからも色々なところに行きたいと思える理由だと思います。
――今のてるまさんにとってN-ONEってどんな存在になっていますか?
今は通勤でも使用しているので、毎日会っている家族みたいな存在ですね。
1度事故をしてしまったけど、それでも乗り続けたいと思える、そんなクルマって今後出てくるのかな?と思います。
僕=N-ONE。周りからもそう思われていると思いますし、僕自身もそう感じます(笑)。
取材中、N-ONEへの愛が溢れ出る てるまさん でしたが、今まで乗ってきたクルマの中で一番長く乗り続けているのもN-ONEになったそうです。
『次に乗るならどのクルマを選びますか?』と最後に てるまさん に聞いたところ「またN-ONEを買っちゃうのかな……」と、N-ONEを愛する彼らしい答えが返ってきました。
ホンダの“N”シリーズは、「N for LIFE」というコンセプトで、「良いクルマ」よりも「良い生活」を作りたいという想いで開発されています。これまでいろいろなクルマを乗り継いできた てるまさん がN-ONEに定着したこと、その事実が、コンセプト通りだと証明しているように感じます。
N-ONEはこの先も、てるまさんの生活を豊かにし続けるのだろうなと、筆者は思います。
【Instagram】
てるまさん
【YouTube】
Teruma TV
(文:秦 悠陽 写真:てるまさん提供)
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