26年を共にするS2000は、ソロキャンプや家族の時間に寄り添う大切な相棒。
愛車のホンダ・S2000と26年間を共にしてきたオーナーの「しんのすけ」さんは、理容院を切り盛りする3代目店主で、3児の父でもあります。
自身のYouTubeチャンネルも運営し、プライベートな話題からキャンプ、カーライフ、地域情報まで幅広い発信を行うしんのすけさん。
もともとアウトドアやスポーツが好きで、パラグライダーやスカイダイビング、登山やマリンスポーツなど、興味をもったことにはどんどん挑戦してきました。四輪にハマってからは、レースに出場したり走行会を主催したりしたこともあったそうです。今回は、そんなアクティブなしんのすけさんとS2000のカーライフを紹介します。
――クルマに興味をもったのは、どんなことがきっかけでしたか?
二輪は若いころから乗っていたんですが、四輪との出合いは社会人になってからです。親友がトヨタ・セリカ GTーFOURを購入して、一緒にドライブに出かけたことがきっかけでした。圧倒的なパワーに衝撃を受けました。車体も決して軽くないのに、機敏に動くところにもインパクトがありました。
――S2000は現在、走行距離は13万キロとのことですが、調子はいかがですか?
調子はいいです。元気で走ってくれるのは、長年整備をしてくれているショップさんのおかげですね。
ショップの社長さんはレース現場でのメカニック経験も豊富ですが「S2000に乗っているならこうあるべき」と押しつけることはしません。このS2000でサーキットアタックはしないため、メンテナンスも「現状維持」に徹してくれています。
次に故障する部分を先読みしつつ、オーナーの目標や目的に合わせた整備を提案してくれるので、絶大な信頼を寄せています。
ところで、皆さんのS2000は燃費がどれくらいなんでしょうか? 我が家のは“満タン法”で12km/L程度走ってくれます。
――ショップとのいい関係が続いて、愛車が元気って最高ですね。では、S2000との出合いについて教えてください。
S2000自体は、コンセプトカーの「SSM」のころから知っていたんです。その時点で一目惚れだったんじゃないかなあ……(笑)。“ツチノコ”のようなルックスに興味をもち、自動車誌で情報も追っていました。
――S2000といえばオープンカーですが、ポイントとしていかがでしたか?
オープン大好きです! 実は、20歳のころに初めて購入した愛車がホンダ・CR-X デルソルで、その次がS2000なんです。デルソルもオープンカーなので、ずっと屋根が開くクルマに乗り続けていることになります。
ちなみにボディカラーも、デルソルがブルーだったのでS2000もブルー(モンテカルロブルー・パール)にしました。プロ野球の広島東洋カープファンなので赤も好きなんですけど(笑)。
――しんのすけさんにとって、オープンカーの魅力とは?
「風の巻き込み」を感じるというよりは「風に包まれている感覚」が気持ちよくて、癒されるところでしょうか。オープンにすると、車内という「個室」でありながら、周囲が開けている感覚が不思議ですね。
――いいですね。ところで、S2000を購入するとき周囲から反対があったというのはほんとうですか?
ありましたね(笑)。当時結婚2年目くらいだったと思います。そんななか、最後まで味方でいてくれたのが妻だったんです。
妻はもともとライダーで「子どもを産んでもバイクに乗り続ける」というくらいの気概の持ち主です。彼女の理解がなかったら乗れていません。いつも感謝しています。
――素敵です! 娘さんや息子さんたちは、このS2000のことをどんなふうに思っていますか?
長女は社会人になり、長男はこの4月から社会人。次男は大学生です。先日、S2000をどう思っているか3人に聞いてみたんですよ。
長女は運転が好きになり、国際免許を取得して海外でもハンドルを握るようになりました。「S2000はとにかくカッコいい!」だそうです。幌を開けたがる女性に育ってくれました。
長男に尋ねてみたら「こんな楽しいクルマを運転させてくれてありがとう」と。
次男は生まれたときから、S2000があるのがあたりまえだったみたいです。最近になって「うちにすごいクルマがあるんだな」と感じるようになったと話していました。
――S2000、愛されてますね!どんなところが気に入っていますか?
シフトフィールが好きです。ショートストロークで「サクサク」とした感触がいいですね。それから長時間運転しても疲れないところ。もしかすると、シートをRECARO製の“日本人体型に合わせた”モデルに交換している効果もあるかもしれません。
――カーライフにはどんな変化がありましたか?
全国各地を野宿しながら旅をしていた時期があり、国内のどんな場所でもS2000と一緒に訪れると新鮮に感じました。あの頃はSNSやデジタルカメラもなく、記録や写真は残っていません。
旅が一段落して、ソロキャンプを始めました。S2000にキャンプ用具を積んでオートキャンプ場へ行くんです。
――2シーターのS2000にキャンプ用具が全部おさまるのですか!?
ソロキャンプには十分な積載量ですが、季節に合わせてキャンプ道具が違うので毎回車内は“パズル状態”です! 持って行く道具を厳選しているので、無駄な買い物はできません(笑)。荷物で視界を遮らないように徹底しています。
――愛車とのソロキャンプには、どんな魅力を感じていますか?
ソロなんですけど、一人の感覚ではないんですよね。オートキャンプ場では、必ずS2000が視界に入るようにテントを設置しています。
――憧れるシチュエーションです。そういえば、YouTubeチャンネルでキャンプの様子を拝見しました。
私の動画は、S2000に特化したものではないんです。最初は家族アルバムの動画版というイメージで「我が家の専用チャンネル」としてスタートしました。ブログもやっていたんですけど、映像のほうがわかりやすいし、声や質感なんかも含めて残せるじゃないですか。いまは家族や仕事、地元の話題の中に、S2000とのカーライフもあるよという方向性です。
――車載動画も楽しく拝見しました。
息子に運転を教える動画もあるので、運転をきちんとしなくてはと思いますね。撮影している、していないに関係なく緊張感をもったドライブを心がけています。何より目立つクルマなので、近所の方や知り合いに気づかれることは多いんですけどね(笑)。
S2000にも負担をかけないように、“急”がつく操作を避け、やさしく丁寧な操作を心がけています。
――動画づくりでいちばん大事にしていることは何ですか?
見てくれる方の気分を悪くしないことですね。自分ではおもしろいと感じることも、誰かにとっては不快かもしれない。そういうことをいつも想像するようにしています。
――大事ですね。では今後、愛車とどのように付き合っていきたいですか?
もしかして(?)まだ見ぬ孫の世代にまで繋がるとうれしいなと思います。大事に付き合っていきたいですね。
「S2000にも聞かせたいと思った」と、電話取材を愛車のそばで受けてくださったしんのすけさん。S2000と一緒に過ごすことが自然になっているのだなと感じました。しんのすけさんのYouTubeチャンネルを視聴すると、愛車との心地いい距離感やご家族と愛車とのつながりが、より鮮明に伝わってくるはずです。
【Instagram】
kamiyanomrymさん
【YouTube】
『髪屋のモリヤマ』しんチャンネル
(文:野鶴美和 写真:しんのすけさん提供)
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