軽トラ、サンバーの新しい使い方!それは……、荷台での車中泊!!

  • スバルサンバーキャンプイメージ01

「軽トラって、どんなクルマですか?」ときかれれば“働くクルマ”というイメージを持っている人が多いのではないでしょうか? ところが、今回お話をうかがった「mon1977.yさん」は、車中泊に打って付けだと答えてくれました。車中泊できるほど車内は広くないはず……と思いながらインタビューすると、なるほどなるほど……その謎が解けました。

それでは、mon1977.yさん×サンバーのお話をお届けします。

―――軽トラで車中泊となると、ゴロンと横にはなれませんよね?

  • スバルサンバーキャビンイメージ

そうですね。だから僕は、荷台にキャリアを積んで幌を装着し、そこを部屋として使っています。

―――なるほど。それなら、車中泊(荷台泊?)が可能になりますね。なぜ、こういった荷台の使い方をしてみようと思ったのですか?

  • スバルサンバーキャンプ設営

僕がキャンプを始めたのは、数年前に子供達が「うちの家族はキャンプしないの?」と言ったのがキッカケでした。住んでいる高知には、無料キャンプ場や四万十川や仁淀川など川遊びができるレジャースポットがたくさんあるから、実際にキャンプをしている人が多いんですよ。それならばと挑戦してみると、春は桜、秋は紅葉をと、自然を感じながら過ごせるキャンプにどんどんハマっていったんです。

だけど、唯一面倒だったのが、テントを張ったり、ご飯を作ることでした(笑)。もちろん、この作業も楽しめれば最高なんですけど、なんせ面倒くさがりでして……。それで、ある程度セッティングした状態で入って、パッと遊びに行けるようにするために、荷台に一室作ってしまおうと考えたわけです。

  • スバルサンバーキャンプイメージ02

―――私も面倒くさがりなので、そのお気持ちよく分かります。キャリアと幌は、自作ですか?

  • スバルサンバーキャンプイメージ03

キャリアは“ハードカーゴ”というメーカーの車検対応のものを取り付け、幌は幌屋さんと一緒に、あーでもない、こーでもないと言いながら共同開発しました。

―――おお! じゃあ、こだわりの一品というわけですね。

はい! ちなみに、イチから作ろうと思ったキッカケは、無骨でカッコいいキャリアに、運送屋さんが使っているようなテカテカ生地の幌を張ったら、デザインの世界観が少し違うかも?と感じたからです。そこで、テントのような生地を使用し、機能性に優れた幌を作成しました。

記念にInstagramにアップしたら反応がよくて、今では、ブラック、ベージュ、グレーの3色展開で販売するようになりました。意外と職人さんも手に取ってくれていて「電気工具とか雨に濡れたくないから、ちょうどよかったよー」なんていう声もあるんです。

―――じゃあ“好き”が“商品”になったんですね。

う〜ん。商売というよりは、このキャリアと幌を装着したことで「軽トラの荷台でキャンプしました!」という人が増える方がうれしいですかね。おかげさまで 全国津々浦々にいろんな知り合いが増えたし、それによってキャンプに対する考え方や、自然との遊び方など、沢山のことを学べましたから。

ついこの前も、高知から栃木まで走ってきました。キャンプ場に行って動画の編集をしたり、普通に生きていたならできない経験を積むことができたので、好きなことを追求してよかったなと心底思っています。

―――なんだか……私が汚れた大人に感じてしまうじゃないですか……。

  • スバルサンバー右リヤ4:6

いやいや、お金は確かに大事ですからね(笑)! なんですけど、僕がSNSで発信する上で目標としているのが、軽トラの新しい使い方として“軽トラの荷台で車中泊”というひとつのカテゴリーを確立することなんです。それに近づけたことが、何よりうれしいんですよ。

あとは“カーゴデッキスタイル”も浸透させていきたいなと思っています。

―――カーゴデッキスタイル…とは何ですか?

軽トラックの荷台を“ただの積載スペース”ではなく「遊び」「暮らし」「秘密基地」として楽しむ新しいアウトドアスタイルのことです。車中泊ともキャンプとも少し違って、仕事にも使える軽トラをベースに“日常と非日常を自由に行き来する”ライフスタイルとして発信しているんです。

―――なるほど。そこまで軽トラの荷台に こだわるのは何故ですか?

  • スバルサンバーホイール

だって、軽トラってほんとうに楽なんですよ。狭い道もいけるし、多少の無理も許される。水平だったらどこでだって寝られるし、僕のサンバーは四駆でMTでスーパーチャージャーが付いたやつだから、よく走りますしね♪ 足周りはノーマルなんですけど、フレームとボディの間にスペーサーを入れて、大きいタイヤを履かせることで、ある程度の凸凹道は行けるようにしています。

走行距離15万kmを突破しましたが、僕に新しい夢をくれたクルマだから、エンジンのオーバーホールや色々な箇所をリフレッシュして、長いこと乗っていきたいです。ちなみに、運送屋さんのサンバーで40万km走っているのがザラにいるので、まだまだ頑張れるだろ!と思っています。

―――今後、他にチャレンジしてみたいことはありますか?

  • スバルサンバー右フロント2:8

幌を取り付けて荷台で車中泊に挑戦した後、ポータブル電源を積んで冷蔵庫を置いてみたり、太陽光パネルをルーフ部分に装着するなど、さらに快適に過ごせるように探ってきました。それで気付いたのが、このスタイルって防災車としても最適なんじゃないか?ということです。

既存のトラックにフレームと幌だけ付けておけば、いざというときに役立つんじゃないのかなと。自分がキャンプで快適に過ごすためにいろいろやってきたけど、これからは、こういった方向でもカスタムを追求していこうと思います。まだまだ手探りですが、誰かの役に立つなら、やってみます!

  • スバルサンバーキャンプイメージ04

電話の向こうからは、虫の鳴く声や、愛犬の「ラテちゃん」のくしゃみが時折聞こえてきました。おそらく、取材時もキャンプ中だったのでしょう。自分のスタイルを追求しつつ、好きなことに一直線のmon1977.yさん。これからも、素晴らしい景色と、カスタムと、日々の日常を発信してください♪ 楽しみにしていますよ〜!

【Instagram】
mon1977.yさん

(文:矢田部明子 写真:mon1977.yさん提供)