限定モデルのおかげで念願のジープオーナーに! ファミリーカーとして活躍するラングラー・アンリミテッド・アイランダー(JL36L)

  • ジープ・ラングラー・アンリミテッド・アイランダーとオーナーのHIROさんご家族

コロナの影響もありアウトドアが大ブームとなっている昨今、趣味性も高く熱い注目を浴びているジープ。なかでもアメリカでSUVの定番として人気を博し、日本でもファンが多いのがジープ・ラングラーだ。

そんなラングラーのなかでも2021年に発売された限定モデル『ラングラー・アンリミテッド・アイランダー』をファミリーカーとして購入したというHIROさん(32才)。

もともとジープを欲しいと思っていながらも、実用面を考えるとなかなか購入まで至らなかったというHIROさん。しかしアイランダーの『ある特徴』によって奥様の同意を得ることができ、晴れてHIROさんご一家の新たなファミリーカーとして迎え入れられることになったという。

  • ジープ・ラングラー・アンリミテッド・アイランダーの左リア
  • ジープ・ラングラー・アンリミテッド・アイランダーのフロント

「以前からジープはすごく欲しかったんですが『ファミリーカーとしては使いにくい』という妻の意見に確かにそうだよなぁと思い、手を出せずにいたんです。でも、このアイランダーが発売するときに、なんとか妻の同意を得て買えることになりました。

というのもこのアイランダーって、ハワイや島国など南国をイメージしているモデルなんです。そして、僕たちはふたりでハワイなどに旅行に行ったりしていたので『思い出に通じるデザインのクルマが出るからぜひ!』って説得(懇願!?)しまして」

そう、この鮮やかなブルーのボディカラーにホワイトルーフが映えるアイランダーは、南国ビーチをイメージした遊び心溢れるスタイル。そんな特別仕様車だからこそ、HIROさんと奥様の大切な思い出を体現してくれるものとして購入まで行き着いたのだ。

実際、この日取材に同行してくださった奥様にもお話を伺うと「前からジープを買いたがっていたのはわかっていました。なので、この限定色が出たときに、この色は私も結構好きだったので、これだったらいいかなって」と教えていただいた。

  • ジープ・ラングラー・アンリミテッド・アイランダーの左前
  • ジープ・ラングラー・アンリミテッド・アイランダーのロゴ
  • ジープ・ラングラー・アンリミテッド・アイランダーのシフト

こうしてついにHIROさんが購入されたのが、ジープ・ラングラーの2021年200台限定モデル『アイランダー』。
ちなみにアイランダー仕様が初めて登場したのは1988年で、初代ラングラーをベースにしたもの。そして今回は前回アイランダーが登場したJK型以来、10年ぶりの復活となる。

ボディカラーはHIROさんが所有する南国の空や海を彷彿とさせる青系の『チーフC/C』と、あざやかな黄色系『ヘラヤライエローC/C』の2色展開で、各色100台ずつの限定発売。
排気量3.6Lの副変速機付き8段ATで、FR切り替え可能な4WDを採用した走破性抜群の本格オフローダーでもある。

  • ジープ・ラングラー・アンリミテッド・アイランダーのオーナーHIROさんが所有するバイク

「ジープにもいろんなモデルがある中でこのアイランダーを選んだ一番の理由が、ハワイを思い出させることと、この白と水色のツートンカラーです。実はこのツートンカラーは自分が乗っているハーレーと同じ色なんです。

僕はもともとバイク好きだったんですけど、子供もできてバイクはあまり乗れないし、クルマだったらアメ車が好きだけどスポーツカーのカマロやマスタングは家族で乗るクルマじゃないし、大きいクルマで日本できちんとディーラーが扱っているとなるとやっぱりジープかなと思ったんです」

水色と白のツートンカラーが爽やかなハーレーはHIROさんにとってとても大切な存在であり、そんなもう一台の愛機との繋がりが感じられることは、彼にとってはきっととても幸せなことなのだろう。

  • オープンにしたジープ・ラングラー・アンリミテッド・アイランダー
  • ジープ・ラングラー・アンリミテッド・アイランダーのキャラクター『ティキ・ボブ』

そんなHIROさんにこのクルマのお気に入りのポイントを伺った。
「一番は限定車だけにある『ISLANDER』のロゴですね。あとはルーフを外してオープンにすることができるので、遊べるファミリーカーだなって。開けて走ることもけっこうありますよ。

あとはタイヤカバーに描かれているこのキャラクターは『ティキ・ボブ』っていうんですけど、アイランダー限定キャラなんです」

ちなみにルーフは試しにフロント部分だけ外してオープンにしてもらったが、物理的な操作で車内から割とカンタンに取り外せていたのが印象的だ。これならキャンプ地などの出先でも気軽に開放感を楽しめそうだ。

  • ジープ・ラングラー・アンリミテッド・アイランダーのシート
  • ジープ・ラングラー・アンリミテッド・アイランダーのステアリング
  • ジープ・ラングラー・アンリミテッド・アイランダーのエンジンルーム

また車内は購入してまだ数ヶ月ということもあり純正のまま。バケットシートにはILANDERロゴやサーフブルーのステッチがあしらわれていて、アイランダーらしい個性が目を引く。
また、後部座席にはチャイルドシートが設置されていて、ファミリーカーとしてしっかり活躍している様子も窺える。

「エンジンルームはエアクリーナーを交換したいなぁと思っています。メンテナンスは保証期間中でもあるのでディーラーにお任せしていて、洗車は2週間に1回くらいしていますが車高が高いので結構大変なんですよ。脚立使ったりしてがんばっています(笑)」

新車で購入して現在の走行距離は6800kmと、だいぶ乗り慣れてきた頃合いでもある。そこで乗り味など今現在乗ってみていろいろ感じる点について伺うと、それなりに思うところもあるご様子だ。

  • ジープ・ラングラー・アンリミテッド・アイランダーのラゲッジルーム

「ファミリーカーとして使うとなると、やっぱり乗り心地や燃費も良くないし、荷物も思ったほど乗らなくて。今はまだ子供が小さいので行けてないんですけど、そのうちやっぱりキャンプに連れて行きたいなと思っているんです

。でも現状だとこれだけ入れるとほぼいっぱい。ゆくゆくはキャリアをつけて荷物を上に乗せられるようにしていきたいなと思っています」

ちなみに普段はカローラフィールダーに乗っているという奥様は「このクルマに乗ると結構揺れたりとかするんですけど、休日しか乗らないので、非日常のアトラクションのような感覚です」と、乗り心地についてはプラスに捉えてくれているようで、HIROさんにとって安心材料といえるかもしれない。

  • ジープ・ラングラー・アンリミテッド・アイランダーとHIROさん

HIROさんにとって奥様との大切な思い出の象徴であり、そして愛機・ハーレーとも共通点を持つアイランダー。だからこそ、多少の不満はありつつも、それを上回るくらいHIROさんはこのアイランダーに惚れ込んでいるのだ。

「できれば10年や20年乗りたいなと思っています!」と、これからもHIROさんと優しい奥様、そしてお子さんにたくさんの思い出を作ってくれる愛車として長く活躍していくことだろう。

取材協力:フェスティバルウォーク蘇我

(文:西本尚恵/撮影:古宮こうき)

[GAZOO編集部]

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