チェイサー家系で育ったが、今はカローラスポーツにこだわり注入中!
トムスのエクステリアを身にまとった愛車のトヨタ・カローラスポーツ(NRE214H)に乗ってGRガレージ札幌厚別通に訪れたのは小林大祐さん(29才)。2020年8月に納車されたというカローラスポーツは、小林さんにとって初めて自分のお金で購入したクルマであり、人生初の新車でもあるという思い入れのある1台。それまで乗っていたのは祖父から譲ってもらったJZX100型のトヨタ・チェイサー(アバンテG)だったという。
「チェイサーに乗り始めたのは、大学を出た21才のころでした。その数年前にチェイサーのオーナーだった祖父が他界したのですが『お前が就職したら(チェイサーを)くれてやるからな』と残していてくれたんです。祖父はキレイ好きだったこともあって、クルマのコンディションもかなり良い状態でした」
チェイサーは楽しいですが、人生の節目で…
そして、チェイサーという車種は、幼少期から小林さんがクルマ好きに育つキッカケとなった父親も乗っていたクルマだったという。
「父が乗っていたのはチェイサーのディーゼルエンジンのモデルでした。そのあとにJZX90型チェイサーのツアラーVを新車で購入して乗っていた思い出がありますね。自分の弟が生まれてからはグランビアに乗り換えたんですが、ファミリーカーでもしっかり走れるクルマが良いと思うようになったのは父の影響が大きいですね」
21才で乗り始めたチェイサーにおよそ8年乗り続けた小林さんだったが、3年前の結婚をキッカケに新たな車両への乗り換えを考えることとなる。
「チェイサーはやっぱり乗っていて楽しいクルマではあったんですが、今後のことを妻と話し合った結果、妻も運転しやすく、燃費もよくてATでなおかつ4WDのクルマが欲しいということになりました」
そんななかで白羽の矢が立ったのが、外見がハデすぎず、それでいてクルマ好きにも刺さる要素が詰まったGZグレードのカローラスポーツだったという。
トムス仕様に一意専心
「トムスのフロント、サイド、リヤのエアロパーツやマフラーなど、ほとんどのパーツは新車購入する際にオプションで追加しました」と小林さん。チェイサー時代と比べて小排気量&高燃費&高年式になったおかげで維持費は格段に安くなり満足する結果に。
エンジンが1200ccとは思えないくらい良く走るという軽快感に加え、エアロパーツを装着した見た目は「いままで思っていたカローラのイメージが一変した」というほどの気に入りよう。
そのトムスのエクステリアデザインの象徴ともいえるのが、通称『トムス・バレル』と呼ばれる4本出しマフラー。左右にスクエアタイプの2本出しが採用されている純正マフラーから、マフラーに合わせた専用設計のディフューザーとともに変更されている。
カローラスポーツのオプションとして選択できるパーツメーカーとしては他にTRDとモデリスタもあったが「シルバーのボディカラーの雰囲気に合っていた」という理由がトムスを選んだ大きな理由。そしてもうひとつ、他社と比べて最低地上高を稼げそうで雪道での苦労が減るだろうという考えもあっての選択だったという。
車内ではエンジンスタートボタンと、電子スロットルコントローラーを追加。電子スロットルをアクセルペダルとリニアに同調させることで、普段からスポーティな乗り味を楽しめるようにしている。
撮影時はスタッドレスタイヤに合わせた冬仕様のヴァーレンの17インチホイールを装着していた小林さんのカローラスポーツ。夏は純正の18インチホイールを履いているそうだ。
愛車のカローラスポーツでは普段乗りや通勤以外にも、ミーティングやサーキットでスポーツ走行も楽しんでいるという小林さん。いずれまたチェイサーのようなFRで遊べるクルマに乗りたいという野望もあるそうだが、それを心の内の憧れで留めていられるのも、実際に乗ってみたカローラスポーツに、購入前の予想以上の満足度を感じられているからのようだ。
取材協力: GRGarage札幌厚別通
(文:長谷川実路/撮影:平野 陽)
[GAZOO編集部]
GAZOO取材会@GR Garage札幌厚別通
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