オレンジ色のスズキ・スイフトスポーツは、行きたいところに連れて行ってくれる、大事な相棒
鮮やかなオレンジ色のスイフトスポーツに乗るまささん。SNSのほかに動画配信も行っており、始めたきっかけは自身の“声”を残したかったからだそう。今回はまささん×スイフトスポーツのお話です。
――日々、X(旧:Twitter)での朝夕の挨拶ポスト、お疲れ様です。いつもほっこりさせてもらっています。キレイなオレンジのスイフトスポーツですね
ありがとうございます。オレンジにちなんで、僕は「みかん号」と呼んでいます。
――まず、これまでの車歴を教えて下さい
高校を卒業し、18歳で運転免許証を取得。最初に買ったのはマツダ ファミリア(6代目)です。次にマツダ サバンナRX-7(2代目)、トヨタ ハイラックスサーフ(2代目)、トヨタ エスティマ(2代目)、スバル インプレッサSTI(3代目)、ホンダ フィットRS(2代目)、ホンダ N-WGN(2代目)。そして3年前にスズキ スイフトスポーツ(4代目)を購入しました。フィットとN-WGNの間に、息子が利用するダイハツ コペン(初代)を購入しています。
――バラエティ豊かなラインナップですね。まささんがクルマに興味を持ったのは、何歳くらいでしょうか
よく覚えていないのですが、中学生の時の先生が乗っていた車を見て「カッコいいな」と思ったのが最初でしょうか。確かレパードだったと思います。そのあとは年頃の男の子なりにレースゲームで遊び、クルマのプラモデルを作っていました。
「早く自分も免許を取って、クルマを運転したい」と、強く感じたのは、兄のマツダカペラ(3代目)に乗せてもらったときですね。
――そうだったんですね。では現在、乗られているスイフトスポーツを除いて、一番、思い入れの深いクルマはどれでしょうか?
フィットRSです。その前のインプレッサは加速がすごかったのですが、僕の乗り方では高速の合流くらいしか恩恵を受けなかったので、排気量をダウンしてフィットRSを選びました。
フィットRSは絶対的なパワーは無いんですが、SOHCながら高回転まで気持よくエンジンが回りますし、燃費がいい。デザインも好みだったので、すごく気に入っていました。けれど免許を取得したばかりの息子が乗って事故を起こし、フロントをかなり破損してしまいました。
ディーラーで直してもらったんですが、加速する時にハンドルを取られるようになってしまって……。もっと乗っていたかったんですが、手放すことにしました。
――フィットは残念でしたが、息子さんに何事もなくて、なによりでした。それでは現愛車のスイフトスポーツについて、お伺いします。最初に、購入に至った経緯を教えて下さい
スイフトスポーツの前はN-WGNに乗っていました。いいクルマでしたが、ちょっと物足りなくなってしまって……。僕はMTが好きだったと、この時、自覚しました。子供たちも大きくなり「そろそろ自分の好きなクルマに乗ってもいいかな」と考え、乗り替えを決めました。
当初はロードスターやS660を考えていたんですが、日常使いもこなしてもらうので、そこそこ実用性がないと困る。そう迷っていたところ、スイフトスポーツが候補に浮かんできました。
スズキのクルマを所有したことはありませんでしたが、ネットで調べたところ楽しそうなレビューが多く、MTの設定もある。当時乗っていたN-WGNの納得できる下取り価格を出してもらえたこともあり、現車を見に行ったディーラーでそのまま契約しました。
――スイフトスポーツは、多くの方から高い評価を受けていますよね。はじめて運転したときの感想はどうでしたか?
N-WGNからの乗り替えなので、まったく別次元の乗り物でした。セミバケットシートのホールド感とか、トルク重視のセッティングとか、車体が軽いのにどっしりしたフィーリングとか、乗っていてすごく楽しい車だと感じました。
――乗り替えに関して、ご家族の反応はいかがだったでしょう
息子もクルマが好きで、スイフトスポーツを運転し、絶賛していました。特にセミバケットシートの座り心地と、シフトの入りがいいそうです。
それとオレンジと黒のツートン(フレイムオレンジパールメタリック・ブラック2トーンルーフ)ボディカラーには、びっくりしていましたね。今までのクルマはホワイト系が多かったので、納車されるまでは「またホワイトだろう」と思っていたようです。
――ボディカラーも含めて、心機一転の一台ですね。まささんは3年間、スイフトスポーツに乗られています。これまでに乗って感じた魅力や楽しさを教えて下さい
まず軽さからくる、キビキビとした走りでしょうか。1.4Lなので絶対的なパワーはないんですが、加速性能は必要十分。モンローの足回りによる、地面に張り付くような旋回性能は素晴らしいですね。ターボ(エンジン)ですが、ブーストをかけないように走ればエコカー並の燃費を出すところも、すごく助かっています。ハイオク仕様ではありますけど(笑)
あとMTなのにアダプティブクルーズコントロールを付けてくれたことは、賞賛に値します。特に高速では本当に快適です。
――べた褒めですね。気になったところとは、ありますか?
しいていうなら、ハザードボタンが押しにくい、ヒール&トゥのやりにくいペダルレイアウト、もう少しハンドルを手前に持ってきたい……くらいでしょうか。まぁ、もう慣れてしまいましたが。
――スイフトスポーツには、どこか手を加えましたか?
マフラーとエアフィルターの交換、マッドフラップの装着くらいです。あとは細かいところをポツポツと、ですね。
今後はオフ会にも積極的に参加したいのですが、皆さん、かっこよくカスタムされているじゃないですか。ほぼノーマルのみかん号では、ちょっと気後れしてしまいますね。
――キレイで、十分に目立つスイフトスポーツだと思います。“今後は”ということは、これまでオフ会に参加したことはないのですか?
クルマではありません。バイク(Ninja400)では、オフ会というほどではないのですが、SNSのフォロワーさんと一緒にツーリングに行ったりしています。
――スイフトスポーツとバイクは、どう使い分けているのでしょう
晴れている日は、その日の気分で。雨の日は、やっぱりスイフトスポーツオンリーになりますね。どちらも乗っていて楽しいので、半々くらいの割合で乗っています。
――スイフトスポーツでのドライブや旅行で、印象に残る出来事はありましたか?
少し前、伊豆へ一泊旅行に行ってきました。旅行中、ずっと強い風が吹いていたのですが、スイフトスポーツは空力特性も良いのでしょうね。横風にあおられることなく、安心して走行できました。軽いのにどっしりしていて、どんな環境でも運転しやすいクルマだとあらためて知ることができました。
――3ナンバー化により獲得したどっしり感によるものですね。話は変わりまして、インターネットでの活動についてうかがいます。普段SNSに投稿している内容は、どのようなものでしょうか
平日は朝夕の挨拶くらいです。その日の空模様を撮影して一緒に投稿したり、過去に撮影した画像を投稿したりしています。週末にドライブやツーリングに行った時は、出先の画像を投稿したり、動画を制作して配信したりしていますね。
――SNSと動画配信、それぞれの活動を始めた経緯を教えて下さい
X(Twitter)を始めたのは、なんとなく時代の流れに乗ったというか、特にきっかけはありません。YouTubeの動画配信は、自分の“声”を残したかったというのが、大きなところです。
ホームビデオも撮ってきたんですが、いつも自分が撮る側なので、映っているのは家族が中心。僕の存在は映像の外にあります。それが不満というわけではないのですが、もし今、僕が死んでしまったら、僕の記録は写真にしか残っていない。それは少し寂しいなと感じてしまったんです。そこで僕の声が残るドライブやツーリング動画を思いつき、配信を開始しました。
あとは地元である千葉県の良いところを、多くの人に向けて発信したかったというのもあります。ただ、あまりトークがうまくないので、息子からは「眠気を誘うのにちょうどいい」っていわれています(笑)
――親子の仲の良さが微笑ましいエピソードですね。これまでのSNS活動や動画配信を通じて、どのような感想を持たれましたか?
全国の見ず知らずの方と気軽にコミュニケーションが取れるのは、素晴らしいですね。その方の投稿内容から、ある程度の様相を想像してやり取りをするのですが、いざ会ってみると、想像とまったく印象が違って驚かされたこともあります(笑)。このギャップもSNSならではの面白さだと思っています。
――想像と違う人があらわれると一瞬、言葉を失いますよね。では最後になりますが、まささんとスイフトスポーツとの関係は、どのようなものだと思いますか?
行きたいところに連れて行ってくれる、大事な相棒ですね。僕の声を残すための動画には、欠かすことができない存在です。
穏やかな口調で動画を収録しながら、千葉県のあちこちをドライブするまささん。聞けばインタビューの後、サスキットとアンダーガーニッシュを注文したそう。オフ会の参加も、いよいよ秒読み段階のようです。
【X(Twitter)】
まささん
【YouTube】
まささん
(文・糸井賢一)
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