“憧れのセカンドカーライフ”で選んだダイハツ・コペンが、楽しい日々と素敵な出会いのきっかけに

  • 緑の風景とダイハツ・コペン

ガソリン代や車両価格の高騰、高速道路料金の値上げなど、クルマ好きにとっては耳の痛くなる話題が多い昨今ですが、そんな中セカンドカーとしてオープンカーを購入したのが、今回の取材対象者である「ゆたさん」です。

購入したタイミングが入社2年目だったということもあり、経済的に心配はあったそうですが、思い切って愛車として迎え入れたのが大成功だったとのこと。

今回は、ゆたさん×コペンのお話をお届けします。

―――セカンドカー購入のキッカケは、何だったのですか?

  • ダイハツ・コペンのリヤ

単純と思われてしまうかもしれませんが、“セカンドカーに憧れていた”というのがあります。日常生活はいつものクルマで、週末や特別な日にだけ、ただ自分の好きなクルマを思う存分楽しむという贅沢をやってみたくて。

就職して2年目で、そういった自分の夢を叶えたいなと本格的に考え始めたときに、友人がセカンドカーとしてS2000を購入したんです。その時に、一度しかない人生なんだから、自分も好きなことをやってみよう!と思い、コペンを購入しました。

―――セカンドカーにオープンカーを選択するというのも、長年の夢だったのですか?

  • ダイハツ・コペン

いえ、全く興味はなかったんですけど(笑)、それこそ友人のS2000に乗せてもらった時の爽快感にものすごく感動してしまって、絶対にオープンカーを購入しようと決めたんです(笑)。

普通車は維持費などが厳しいから、軽自動車のコペン、カプチーノ、ビート辺りの中古車をネットで探し始めて、ボタン1つで気軽にオープンに出来るコペンを選びました。

あとは、色んな人がレビューするコペン動画をYouTubeで見ていると、オープンにする様が「ウィーン、ガシャンガシャン」と、トランスフォーマーみたいでものすごくカッコ良かったからというのもありますね。

とまぁ、そうこうしているうちに、マニュアル車で値段がお手頃のコペンが見つかったんです。

―――おぉ!マニュアル車というのが、また良いですねぇ!

ここも重要なポイントで、どうしてもマニュアル車が欲しかったんですよ。社会人になるとと同時にオートマ車に乗り換えたのですが、クルマを自分で操っていると感じられるのは、やっぱりマニュアルだなと恋しくなっちゃって。

それに、セカンドカーには“自分が乗りたいクルマ”にこだわりたいというのもありましたしね。

走行距離がそれなりにいっている個体だから、本来はあまり走らない方が良いのかもしれないけど……、休日にワインディングコースや峠、コペンのオフ会に行ったりなど、年に1万kmくらい走っています。

まぁ、休日だけではなく、気付けば乗っている時もあるんですけどね。オープンでしか味わえない、風を切りながら走る楽しさは、一度味わったら病み付きになりますから。

―――オススメのドライブスポットはありますか?

  • ダイハツ・コペンとオーナーさん

大好きなのは、大自然を感じながらゆったり走れるビーナスラインです。疲れたら、ビーナスライン名物?のじゃがバターを食べて休憩するっていうのが良いんですよ。

心に残っている場所は、実際にコペンを作っているダイハツの本社工場ですね。群馬県から高速で6時間以上かけて行ったんですけど、ここで愛車は産まれたのかと思うと、すごく感慨深いものがありました。

親バカと思われてしまうかもしれませんが、長距離ドライブも楽々ですごく安定していて、改めてコペンの良さを再確認した旅でもありましたね。

―――確か、走行距離を伸ばしたくないと仰っていた気が……(笑)。

  • ダイハツ・コペンと富士山

そうなんですよ(笑)。購入時の走行距離が8万kmだったんですけど、かれこれ5年で14万5000kmになってしまいましたからね。コペンあるあるとして、10万kmを越えてくるとラジエーターが割れて冷却水が漏れたりするので、今はしっかり自分でメンテナンスをしながら大事に乗っています。

純正で壊れやすいところを壊れにくい社外品パーツに変えて、ついでにパワーも上げるみたいな感じかな。自分でやるとより愛着が湧くから、新車ではなくて、手のかかるコペンを購入してある意味良かったのかな? なんて感じています。

―――メンテナンス以外で、自分で手を加えている箇所はありますか?

  • ダイハツ・コペンのエンジンルーム
  • ダイハツ・コペンが装着するD SPORTのマフラー

自分好みにカスタムしています。例えば……、エンジンヘッドカバーを赤く結晶塗装したり、男らしくしまった雰囲気になるようにマットブラックのエンケイ PF01ホイールを履かせたり。あとは、スパルタンな音のするD SPORT スポーツマフラーなどですかね。

メンテナンスはこれから長く乗っていくため、カスタムは好きな道を好きなクルマで走るというセカンドカーの楽しみを味わうためにやっているといった感じです。

今思うのは、あの時思い切って購入して良かったなということです。それによって、色々な人に出会えたし、楽しい日々を送れているから。

―――そんなゆたさんの、今後の目標はありますか?

広島県と愛媛県を結ぶしまなみ街道を走ってみたいです。潮風に当たりながら、そのあと四国を一周巡ってみたいな〜と。長距離移動が好きだし、道を覚えるのが好きなので、やってみたいですね。あっ、もちろんオープンで♪

  • 2台並んだダイハツ・コペン

実はゆたさん、先日取材させていただいた「ねむさん」の彼氏さんで、コペン仲間だけではなくて、素敵なコペン乗りの彼女さんとの出会いもあったようです。

そんなねむさんとのデートドライブはもちろん、このまま休日にドライブを堪能し、目標は20万kmと話してくれた ゆたさん。憧れだったセカンドカーを愛車として迎え入れたことによって、これからもどんどん世界が広がりそうだと話してくれました。

(文:矢田部明子 写真:ゆたさん提供)