「キャンプ道具」だったランドクルーザープラドが、安心感と新たな挑戦への相棒として欠かせない存在に

  • トヨタ・ランドクルーザープラド

15年間乗っていたオデッセイの調子が悪くなり、ランドクルーザープラドに乗り換えたという「りえさん」。

四駆らしさの中に光るスタイリッシュさに憧れて、オフロードもグイグイ行ける走行性能が良くて……など、プラドオーナーを取材しているとそう答える人が多いですが、りえさんは“キャンプ道具”としてプラドを購入したと話してくれました。

そんな、りえさん×プラドのお話をお届けします。

――キャンプ道具としてプラドを購入したとは……なかなかですね

テント、薪ストーブ、鍋など、色々なキャンプ道具を購入してきましたが、プラドが1番高いキャンプ道具でした(笑)。

――そうでしょうね……。ちなみに、キャンプにハマったのはいつだったのですか?

  • テントを建てる息子さんと料理の写真

今19歳の息子がいるのですが、その子が小学校5年の時からキャンプに行き始めました。

私達が思うキャンプの楽しさは、普通に生活していたら出会わないアクシデントが起こることです。例えば、料理を作ろうと思ったら火がつかない、ゲリラ豪雨でテントの中がびしゃびしゃ、風でテントが飛びそうになったり、見たことのない虫に刺されるとか、思いがけないことが起こって、そこから笑いが生まれるみたいなのが良いんです(笑)。

最初は不慣れが故に、対処ができないことを楽しんでいたけど、キャンプ歴が長くなるにつれて慣れてきた今は、手の抜き方や、出来た余裕で手の込んだことをやり始めたといった感じです。

それが料理なのか、遊びなのか、スキルによって遊び方が変わっていって、面白いと思うポイントは変わっていきました。プラドを購入してからソロキャンプデビューをしたのですが、海辺を散歩したりとか、行ったことのない温泉へ入りにいくなど、最近は新しいことにも挑戦しています。

  • テントの中と夜のキャンプの雰囲気

――なるほど。ところで、ソロ、もしくは息子さんとキャンプだとしたらプラドよりもサイズの小さいSUVでも良かったのではないでしょうか?なぜ、プラドをキャンプ道具として選んだのですか?

道具がものすごく多いんです(笑)。2人なのに4人用のテントを張って、冬はそこに薪ストーブ、薪ストーブに装着する煙突、寒いから石油ストーブも2個。

ゆったり眠れるコットと呼ばれるベッド、4泊くらいするのでそれに合わせて食料や薪や服など、正直プラドでもギリギリ入るかといったところです。ここ最近は長野に行っているので、ストーブ類は必須なんですよ。

  • トヨタ・ランドクルーザープラドのラゲッジルーム

――確かに、それは荷室が相当広くないとダメですね

そうそう(笑)。このプラドもオデッセイと同じくらい長く乗りたいから、耐久性のことを考えて国産車、3列シートを倒してオデッセイくらい積めるとなると、プラドがピッタリだったんですよ。

あとは、通勤でも使うから、とんでもなくデカいと使い勝手が悪いですし。実際に購入して思ったのは、なんて快適な車なんだ!でしたしね。

――どういうシーンで、そう感じたのですか?

  • トヨタ・ランドクルーザープラド

ちょっとしかアクセルペダルを踏んでいないのに坂道も進むし、高速道路の登りも唸ることなくスーッと。燃費も良くて、ディーゼルで13km/lも走るんです。

――その数値だと、燃費はそんなに良くないかと思います……。

あはは(笑)!そうなんですよ!分かってはいるんですけど、私が前に乗っていたオデッセイが20年前のクルマで燃費が8km/lだったから、それと比べるとかなり経済的だと感動してしまうんです。USBソケットが付いているし、鍵も回さなくていいし、それだけですごい出来るやつだなと(笑)。

あとは、オデッセイが2駆だったから、オデッセイの時は避けていたキャンプ場に行けるというのも良いなと感じています。まだプラドを迎え入れてから半年も経っていないんですけど、今年の冬は雪山に挑戦してみようかなんて考えています。ちなみに、ソロキャンプで!

――良いですねぇ!1人になれる時間って、大事ですよね。

  • 静かなキャンプの様子

正直なところ、1人の時間が大事だからクルマが好きというのもあるんです。結婚して子供が産まれたりなんだりしていくと、私の場合は1人になれる場所がクルマだけだったから、そういう時間を作ってくれるクルマって大事な存在だったなと思うんです。

子供が大きくなってきて自転車移動が無理になったので必要に迫られてクルマに乗り始めたタイプだったけど、乗り始めるとクルマがあるからこそ行ける場所があったから、もう手放せなくなってしまいました。

――そうなってくると、これからプラドでどこに行こうかワクワクしちゃいますね

  • トヨタ・ランドクルーザープラドのリヤ

そうなんです。雪山にも入っていけるから、夢は格段に膨らみました。さらに、キャンプも1人でやるようになったから、長野県以外にも行ってみようと思っています。

――ちなみに、どこに行こうとしているんですか?

まずは新潟辺りの雪道で練習をして、最終目標は北海道にしています。というのも、出身が千葉なので、なかなか雪道に遭遇したことがなくて、雪道を見るとテンションが上がるんです。山奥に行って、冬籠りなんて、良いですねぇ。

  • 小高い丘でのキャンプと鏡餅

プラドとのカーライフを想像すると、これからどこに行こうかと楽しくなるというりえさん。お話を聞いていると、すぐにでも旅に出かけたそうだったので、冬とは言わず、今年の夏にはキャンプに行っていることでしょう。

(文:矢田部明子 写真:りえさん提供)