トヨタ・ランドクルーザー250が気付かせてくれた、共感できる仲間とのコミュニケーションの楽しさ
今回お話を伺ったのはトヨタ車、特に四駆が大好きというリンさん27歳。
これまでに150後期のランドクルーザープラドやレクサス・LX570中期などに乗ってきて、現在はランドクルーざー250 VXファーストエディションが愛車だと言います。
乗り始めてから1年だという彼ですが、走行を楽しむことはもちろん、カスタムや、ランクルを通じた人とのコミュニケーションに楽しみを見出し、人とのご縁を大切にしていると教えてくれました。
今回は、リンさん×ランドクルーザー250(以下、250)のお話です。
――トヨタ車の四駆好きとのことですが、リンさんとランクルはどういったつながりがあるのでしょうか?
元々、父が95プラドや100系ランクルに乗っていたので、その影響もありますね。小さい頃からずっとランクルが家にあって、その頃から「いつか自分も乗りたい!」ってずっと思っていたんです。
運転免許を取得後、一番最初に購入したクルマはトヨタ・プリウスでしたが『この先乗ってみたいクルマ』の中にランクルは常に入っていました。それで、22歳の時に会社を設立して、経済的にも現実味を帯びてきて、初めてランクルシリーズの150後期のプラドを購入しました。
――そういった経緯だったんですね! そしてお父様との思い出も関係していたとか?
父は昔からずっと仕事の関係で中国にいて、小学生だった当時、僕も中国にいたんです。その時に父が中国で乗っていたのがランクルシリーズだったんですよ。色々な場所に連れて行ってもらったのを今でも覚えていますね。
当時、ランクルに関して深く考えてはいなかったんですが、大きくてカッコ良くて、僕の中ですごく憧れのクルマでした。
――お父様は趣味でランクルに乗っていたんですか?
どうでしょうかね……。当時の中国は公道の環境があんまり整っていないところも多かったから、ランクルシリーズを乗り継いでいたのかもしれません。ランクルは頑丈ですし。
――そんなランクルに慣れ親しんだリンさんですが、ランクル250のデザインはどう感じましたか?
プラドはどちらかというと丸っこいイメージなんですが、250が発表された時、角張ったフォルムになったのを見て、四駆らしさが増してカッコ良いなと思いました。今でもこの見た目はとても気に入っていますね。
このVXっていうグレードは角目か丸目かを選べるのですが、好みだった角目を選んだんですよ。
――250が欲しいと思った理由は他にもありますか?
見た目ももちろん好みなのですが、元々クルマを自分好みにカスタムするのが好きで、250はカスタムしたら更にカッコ良くなりそうだなって感じたんです。買ったら色々とイジってみたいなっていうのは購入前から思っていましたね。
――今カスタムしている箇所はどんなところですか?
全て社外品ですが、フォグユニットとフォグカバー、デイライトやグリルマーカーも付けています。
内装はカーボンパーツに交換している箇所が多数あるんですよ。元々、樹脂剥き出しのところが多いのですが、カーボンにすることで高級感が増すのでとても気に入っています。
――ランクルでカーボン内装は珍しくていいですね!
四駆でカーボンっていうアンバランスさを敢えて狙ったという感じですね(笑)。スポーツカーでやられている人は多いんですけど、ランクルは少ないと思うので、誰とも被らないのも良いんです。
ランクルといったら木目調っていうイメージがある人が多いのか、「木目調にしたら?」とも言われたのですが、人と被らないですし、敢えてのカーボンにしているんですよ。このカスタムは納車前から考えていたので、イメージ通りに出来て大満足です。
――納車されるまでは。やっぱり時間がかかったんでしょうか?
納車されるまでは2ヶ月くらいで、割と早かったです。ファーストエディションなので普通のグレードよりもスピーディに納車されたのだと思っています。
――初めて250に乗った際のフィーリングはどうでしたか?
最初、ハンドルがめちゃくちゃ軽いことに驚きしましたね。以前乗っていたプラドなどと比べると明らかに軽くなっているんですよ。あとはやっぱりサイズが大きい!これに尽きると思います。
今まで仕事の関係でさまざまなクルマに乗ってきたのですが、これがランクルなのかっていう初めての感覚でしたね。以前の世代と比べると格段に乗りやすくなっている印象を受けました。
――この1年間の中で印象的な出来事はありましたか?
一番は250オーナーさんたちと知り合えたのが良かったことですね。そのご縁で、250オーナー限定のオフ会を主催することになりまして、納車予定の人だとか、250に乗り出したばかりの人も大歓迎で開催できるよう計画しているんですよ。
「リフトアップはどうしたら良いんだろう?」って悩んでいる人もいるみたいなので、オフ会でお互いのクルマを見て、カスタムの勉強にもなれば良いなと思っています。
――今後どのように乗っていきたい、などの予定はありますか?
僕はどちらかというと、クルマ自体をカスタムしていきたいというよりも、クルマを通してもっとランクル好きな人とかと仲良くなりたいなって思っています。
――250でイベントに参加された際にかなり心が動いたんですね!
本当にそうだと思います。完全に自分の趣味でカスタムした250だったので、受け入れられるか怪しかったんですけど、思いの外「カッコ良い」って言ってくださって、それはもうめちゃくちゃ嬉しかったですね。
今までプラドとLXに乗ってきましたが、同じ車種に乗っているオーナーさんとクルマの話をする機会がほとんど無かったので、こういった経験はめちゃくちゃ新鮮でした。同じ250ユーザー同士で話すことって、こんなに共感できて楽しいんだって気が付きましたね。
――250は現在のリンさんにとってどんな存在になっていますか?
友達みたいな感じですね。疲れた時なんかにドライブをすると、リラックスできてすごく気分転換になるので、1人でドライブすることも多いんですよ。
仕事終わりの夜、都心に行くことが多いのですが、ただ無心に目的地もなく運転することでストレスが解消されていくんです。ナビも設定せずに下道でフラっとドライブするのがめちゃくちゃ楽しいです。
実は、22歳でリンさんが立ち上げた会社というのは、カーシャンプーメーカーなのだとか。そして、250の購入を機にランクルのアフターパーツを製造し、販売することに決めたと言います。現在、自身の250に付けているカスタムパーツは自社のパーツも多いそう。
普段の仕事では、クルマのコーティングや磨き作業が多いというリンさんは、直接お客様と会話をする機会が少ないそうで、その影響で、クルマを通したコミュニケーションに楽しさを感じたのかもしれないと話してくれました。
イベントに参加することで気付いた“コミュニケーションの喜び”は、彼が求めるカーライフの中の重要な要素の1つとなったのではないでしょうか。
(文:秦 悠陽 写真:リンさん提供)
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