週末の数時間が人生を変えた。ロードスターが連れてきた“幸せ
「ストレスを発散して、幸せを連れてきてくれるクルマです」
そう語るのは、神奈川県にお住まいの“hkt(カズカズ)さん”。現在の愛車は、2023年4月に迎えたマツダ・ロードスター(ND型)です。
それ以前には、トヨタ・86に約6年乗っていました。もともとクルマ一筋だったわけではないものの、86との出合いをきっかけに、スポーツカーの楽しさを実感するようになったといいます。そして次の一台として選んだのが、小さくて軽く、走ることそのものが楽しいロードスターでした。
土曜の朝、奥さまと出かける前の数時間にふらっと走りに出るのが、hkt(カズカズ)さんにとって大切なドライブ時間。SNSを通じて少しずつ広がったロードスター仲間とのつながりも生まれ、内装には奥さまと一緒につくり上げた思い出も詰まっています。
今回は、そんなhkt(カズカズ)さんとロードスターとの日々をご紹介します。
――今のロードスターは、いつから乗られているのですか?
2023年4月からです。その前は86に乗っていました。2017年ごろから6年くらい乗っていたので、ロードスターはその乗り換えになりますね。
通勤は電車なので、このクルマは完全に趣味の一台です。平日は仕事をして、土日にロードスターに乗るという感じで付き合っています。
――もともと、クルマがお好きだったのでしょうか?
実は、最初から強いクルマ好きだったわけではないんです。社会人になって最初に買ったのはハイラックスサーフ(トヨタ)で、当時はスノーボードへ行くためのクルマという感覚が強かったですね。
そんな自分の気持ちを変えたのが86でした。発売当時「今の時代に、こんなクルマが出るんだ」と、とても印象に残ったのを覚えています。一度は実用性を考えてオーリスのRS(トヨタ)を選んだんですが、それでも86がずっと気になっていたんです。
実際に86へ乗ってみたら「スポーツカーってこんなにおもしろいんだ」と感じました。自分にとって、スポーツカーの楽しさを教えてくれた原点は86ですね。
――86では、どんな思い出がありましたか?
買ってすぐに、東北のほうへ走りに行ったのを覚えています。福島から山形あたりをぐるっと回って、とても楽しかったですね。
それまでの自分にとってクルマは移動のための道具という感覚が強かったんですが、86に乗るようになってからは「走ることそのものが楽しい」と思えるようになりました。そこはかなり大きかったと思います。
――86からロードスターへ乗り換えたきっかけを教えてください。
86の7年目の車検が近づいてきたころ、新しいクルマを考えるようになりました。新型の86にも試乗して、とてもいいクルマだなと思ったんです。排気量も上がって、内装も上質で、トルクもあって、完成度が高かったですね。
ただその一方で、自分の中では、もう少し小さくて軽く、ひらひらと向きを変えながら走れるようなクルマに乗りたいという思いが強くなっていました。最初からロードスターが本命だったわけではないんですが、試乗してみたら、その感覚がすごくしっくりきたんです。
また、奥さんが自分用のクルマとしてライズ(トヨタ)を買ったことも大きかったです。86のときはどこかで実用性も考えていたんですが、ライズが来たことでその必要がなくなって、完全に2シーターの趣味車として割り切れるようになりました。そういう意味では、ロードスターに乗れたのは奥さんのおかげでもありますね。
最初に感じたのは、とにかく軽いということでした。アクセルを踏んで力強く前に出るというより、走り出す、曲がる、止まる、その全部が軽やかで自然なんです。速さを求めるというより「走ること自体が楽しい」と思えるクルマが欲しかった自分には、とても合っていました。
――週末は、どんなふうにロードスターと過ごしているのですか?
朝に走ることが多いです。土曜日は奥さんと朝ごはんを食べて、そのあと10時ごろに一緒に出かけることが多いんですが、それまでの数時間が自分のドライブ時間なんです。朝7時ごろに朝食を食べて、そのあと少し走りに行く。その時間がとても好きですね。
住んでいるのが平塚なので、やっぱり箱根方面へ行くことが多いです。平塚から西湘方面を抜けて箱根周辺を走るルートは、お気に入りのコースだそうです。あとは三浦半島をぐるっと回るのも好きです。海沿いを走るとほんとうに気持ちがよくて、いいリフレッシュになります。
――ロードスターに乗って、カーライフで変わったことはありますか?
大きく変わりましたね。以前は「どこへ行くか」という目的地が大事だったんですけど、今は「どの道を走るか」という過程そのものが楽しくなりました。
たとえば、どこかへ行くときでも「このルートを走りたい」と思って出かけるようになりましたし、移動がただの移動じゃなくなりました。これはロードスターに乗るようになってからの、いちばん大きな変化かもしれません。
しかもオープンで走れるので、海や山の景色を体で感じながら走れるんです。寒い時期でも、できるだけオープンで走っています。仕事で嫌なことがあっても、走っているうちに自然と気持ちが切り替わっていくんですよね。
――カスタムで、特にこだわっているところはありますか?
速さよりも、快適さや心地よさを大事にしています。最初に乗った印象はとてもよかったんですが、少し足まわりのひらひら感が強いと感じた部分もあって、ホイールやサスペンションを変えながら、自分好みに合わせてきました。エアロも一通り組んで、3年かけて少しずつ仕上げてきた感じです。
見た目でいうと、白いボディに白いホイールという組み合わせは、最初からやってみたかったんです。以前からそういう雰囲気のクルマに憧れがあって、ロードスターで形にできたのはうれしかったですね。
派手にしすぎず、車高を落としすぎず、でも自分らしさはちゃんと出したい。そういうバランスは意識しています。
――内装にもこだわりがあるそうですね。
はい。内装はかなり気に入っています。ロードスターを買った当初、もう少し温かみのある雰囲気にしたいと思っていたんです。86は内装の質感も高かったので、ロードスターにも自分なりの心地よさを足していきたい気持ちがありました。
それで、誕生日に奥さんから「何がほしい?」と聞かれたとき、センターコンソールまわりなどをタンカラーで仕上げたいと話したら、革を貼って仕上げてくれたんです。一番うれしい誕生日プレゼントでしたね。
――単に見た目を変えたというだけでなく、ご夫婦で一緒につくった内装になったのは特別ですね。クルマの時間も含めて、ご夫婦で楽しめるカーライフになっているんですね。Xでのつながりも広がったそうですね。
はい。ロードスターを買ったときに、ディーラーの営業さんから「ロードスターはつながりが強いですよ」と聞いていたんです。それがきっかけで、ロードスターのことを発信し始めました。
実際に始めてみると、本当にコミュニティが強いなと感じます。自分のクルマは白いボディに白いホイール、さらに内装も特徴があるので「見かけました」と声をかけてもらうこともあります。
それだけじゃなくて、何か困ったことがあると、SNS上で詳しい方がいろいろ教えてくれるんです。最近も、シートレールがうまく動かなくて困っていたときに、コメントでアドバイスをもらって、その通りにやったら解決しました。そういう距離の近さや、気軽に助けてもらえる感じは、ほんとうにありがたいですね。
――印象に残っているイベントはありますか?
軽井沢ミーティングは、とても印象に残っています。朝は雨だったんですが、昼から晴れてきて、すごくいい雰囲気になりました。あれだけたくさんのロードスターが集まる光景って、やっぱり特別ですよね。
イベントの場で終わるのではなく、そのあとも写真を送り合ったり、メッセージでやり取りしたりして、つながりが続いていくのも楽しいところです。ロードスターそのものだけじゃなくて、その周りの文化や、人との距離の近さも魅力なんだと思います。
――今後、このロードスターでやってみたいことはありますか?
今年も軽井沢ミーティングに行けたらいいなと思っています。参加できるかは分からないですが、またあの空気を味わいたいですね。
カスタムについては、そこまで大きく変えるつもりはなくて、今はシートをどうしようか考えているくらいです。もうかなり自分の理想に近づいてきているので、これからも自分らしいバランスで乗り続けたいと思っています。
――最後に。hkt(カズカズ)さんにとってロードスターはどんな存在ですか?
一言でいうと「ストレスを発散して、幸せを連れてきてくれるクルマ」です。
仕事で嫌なことがあっても、オープンにして走ると気持ちがすっと切り替わりますし、海や山の景色を見ながら走っていると自然とリラックスできます。ロードスターに乗るようになってから、出かけることそのものが前よりずっと楽しくなりました。
そして、人とのつながりも広がりました。SNSでの交流もそうですし、ロードスターに乗るようになってから、景色を楽しみながら走る時間も増えました。
自分にとってこのクルマは、ただの移動手段ではありません。走る楽しさだけでなく、出かけることそのものを前より楽しくしてくれた、かけがえのない相棒ですね。
【X】
hkt(カズカズ)さん
(文:新里陽子 編集:平木昌宏 写真:hkt(カズカズ)さん提供)
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