憧れのトムスに染まるカローラスポーツ。カーライフが花開いたGR Garageとの出会い
『GR Garageはクルマ好きが集まる場。目指すは “その町いちばんの楽しいクルマ屋さん”』
そんな素敵なコンセプトを持つGRガレージと出会ったことで、クルマ遊びの楽しさが劇的広がったというオーナーさんがいる。スーパー耐久第4戦inオートポリスで愛車取材をさせていただいた、トヨタカローラスポーツを愛車に持つ熊本県在住の相良さん(52歳)だ。
カローラスポーツを買った当初はただ「いいクルマだな」と普通に乗っていただけの相良さんは、GRガレージと出会ったことで大好きなトムスカスタムを楽しんだり走行会へ参加するようになるなど、カーライフが一変したのだという。
相良さんがクルマに興味を持ったきっかけは、小さな頃にテレビでやっていた『ル・マン24時間レース』のドキュメンタリー番組。
「当時トムスの中嶋悟さんが日本車で1番長く走ったという特集をやっていて、『24時間アクセル全開で走り続けるのはすごいな』と子供心に思ったんですよ。それからレースの感動に惹かれるようになって、トムスの大ファンになりましたね」
そしてこれを機に「めちゃめちゃクルマ好きになった」とう相良さんは、独身時代はセラ・MR2・スープラ(JZA80)とトヨタのスポーツモデルを乗り継いだ。しかし結婚後はファミリーカーにシフトしずっとノアを乗り続けていたのだという。
そして3〜4年前にノアの走行距離も増え、買い替えを考えるようになる。そんな時に出会ったのが、スポーツハッチバックタイプのトヨタカローラスポーツだった。
「ノアを車検に出した時の代車が、たまたま新車のカローラスポーツだったんです。それで乗ってみたら、ものすごくいいクルマだなって思いまして。ちょうど子供も大きくなったし自分の好きなクルマへの買い替えも考えていたところだったことと、一応4枚ドアが欲しかったので…」
こうして3年前に相良さんが新車で購入したのが、2020年式のトヨタカローラスポーツの最上位モデル、ハイブリッドGZのAT車。ボディカラーには「膨張色で見栄えがいいから」と昔から好きなホワイトをセレクトした。
「新車で買った当初は普通に乗ることしか考えていなかったので、燃費の良いオートマのハイブリッドにしたんですよね。ついでにモデリスタのエアロやシートなど、オプションでつけられるものは大体全部追加した状態で納車してもらいましたが、基本はノーマルでした」
しかし3年経った現在は、見ての通りトムスカスタム満載のスポーティーなスタイルに。そんなカローラスポーツへのカスタムを楽しむきっかけを相良さんに教えたのが、GRガレージだ。
「僕は長崎育ちで、このクルマはそっちで買って転勤で熊本にきたんですね。ちょうどその頃に熊本にGRガレージができたので、ちょっと行ってみたんです。最初はちょっとしたグッズやオプションパーツを買ったりしていただけなんですけど、そこの担当の方と仲良くりいろんなカスタマイズの提案をしてもらうようになって、そこからですね。最初はキャリパーを塗ったくらいだったんですけど…(苦笑)」
その後、子供の頃からトムスの大ファンである相良さんは、GRガレージさんと相談しながら次々と愛車にトムスのカスタムパーツを追加していく。
「最初は見えないところからと、エンジンルームにストラットタワーバーを入れて、ロゴステッカーを新旧2種類貼ってみました。1番変わったのはリヤ周りだと思います。リヤバンパーディフューザーにマフラー、それにリヤスポイラーをトムス仕様にした1番のお気に入りです。
他にも外装のカーボンパーツや車内のドアパネルのシート、そしてステアリングをトムス製にしています。ホイールもタイヤが減ってきたタイミングで、トムスクロススピードに換えました」
そうして仕上がったのが、トムス愛に溢れたこのスペシャルなカローラスポーツというわけだ。
そんな相良さんが愛車に乗る上で1番こだわっているのが、車高調の減衰調整だという。
「車高調はテイン製にしたのですが、コントローラーが室内にあるので気軽に調整できるんです。道がガタガタしているところは柔らかくしてみたりと結構自分でいじりますよ」
ご自身で気軽に減衰調整ができるのは、サーキット走行も楽しむ相良さんにとっては強い味方だろう。
ちなみに、相楽さんがサーキット走行を楽しむようになったのもGRガレージのイベントのおかげなのだという。
「GRガレージさんが走行会イベントをやってくれているので、そこに参加するようになってめちゃくちゃ走るようになりました。そんな腕がないのでがっつり速いクルマではないですけど、十分楽しめるんです。来週もGRガレージさんの企画で、ここを走りますよ。
オートポリスって昔はちょっと敷居が高くて気軽に走れるようなところではなかったけれど、今はこうして気軽に走ったりできるのも良いですよね」
また相楽さんは、オートポリスにはGRガレージのイベント企画だけではなく、レース観戦にもよく足を運ぶ。このスーパー耐久第4戦のオートポリスも昨日ピットツアーに参加して、トムスのバッグにしっかりモリゾウ氏をはじめとしたGAZOOチームのサインをもらったのだという。
そしてそんなレース好きな父親の影響を受けたのが、今年就職したばかりという息子さんだ。
「昔からよく息子を連れてレース観戦していたからか、このレースの世界に興味を持って埼玉トヨペットに入ったんです。まだ半年ですけどね(苦笑)」
息子さんが同じ趣味を持って将来を自分で切り拓いている姿は、きっと父親としてとても嬉しいことだろう。
そして相楽さんは、洗車の仕方も徹底しているそうだ。
「白いボディなのでちょっとでも汚れているとめちゃくちゃ気になってしまい、週に1回以上は洗車しています。コーティングは納車時だけですが、ワックスは週に1回くらいでエンジンルームは必ず拭き取りますし、ホイールの裏側もスポークの間にスポンジを突っ込んで必ず洗うようにしています。マフラーも専用のクリーナーで綺麗にしますよ」
この洗車にかける労力だけを考えても、このクルマに対する深い愛情が伺える。
「今後の楽しみは、やっぱり走行会で走ることですね。サーキットって広いじゃないですか。普段体験できないところで走れるのが、めちゃくちゃ気持ちよくて楽しいです。
ただ本音を言うと、またマニュアルに乗りたくて。GRカローラとか本当にかっこいいですよね。以前試乗する機会があったんですけど、内装はほぼ自分のクルマと同じなのになんかめちゃくちゃ速くて、おかしな感覚で……、でも最高でした! 抽選でしか買えないのが残念ですよ(苦笑)」
GRガレージと出会ったことにより街乗りはもちろんサーキットで走る楽しさも知ってしまった相楽さんが、ローラスポーツと同じタイプのハッチバックでマニュアル車のスポーツモデルであるGRカローラに惹かれるのは当然。手に入る環境さえ整えれば、きっと乗り替えることだろう。
現在のカーライフにおいて「GRガレージさんとの出会いがめちゃくちゃ大きかったです」と嬉しそうに話す相楽さん。
そして彼にとってのGRガレージは、
『クルマ好きが、集まり、共に語りあい、クルマをイジリ、一緒に楽しみながら、クルマ文化をつくっていく。自分の大好きなクルマとカーライフを楽しめる。クルマ遊びが無限に広がります。』
というコンセプトを実践してくれる“その町いちばんの楽しいクルマ屋さん”であることは間違いないだろう。
(文:西本尚恵 撮影:西野キヨシ)
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