あの乗り味をもう一度。スバル インプレッサWRXでないと味わえない愉しい時間

以前もスバル インプレッサWRXに乗り、再び同じ型のインプレッサWRXを選んだというyamashun2021さん。

スポーツカーのような走りに胸を打たれたyamashun2021さんは、長野から北海道へ行くときも、フェリーに乗ってクルマと一緒に帰るそうです。インプレッサならではの乗り味を堪能して、休日はドライブ三昧! そんな、yamashun2021さん×のお話です。

――yamashun2021さんはスバルのインプレッサWRXに乗られていますが、今まではどんなクルマに?

実は前も同じ型のインプに乗っていたんですよ。これが2台目なんです。

――初マイカーもインプだったんですね!?

そうなんです。クルマに興味がないわけでなかったんですが、特にこだわりがあったというわけでもなくて。ただ、当時は北海道に住んでいたこともあり、クルマ探しの条件は“4WD車であること”でした。

それでインプレッサ WRXを選んだのですが、前のクルマは事故に遭ってしまい、半年くらいしか乗れませんでした。

――そうしたハプニングがあっての2台目だったんですね。正直、事故に遭ったクルマと同じってちょっと嫌かも?と思ったのですが……

いえ、それはないです。気に入っていたのに半年しか乗れなかったので、むしろもっともっと乗りたかった!という思いが強かったですね。2台目も迷わずインプにしたいってなりました。

――中古車での購入だと思いますが、購入時の条件は?

走行距離は10万km切っていて欲しいなというのはありましたが、それ以外は特に条件はなかったです。予算も事故の保険金が下りたので、その金額内で買えればいいなってくらいでした。

――比較的緩めの条件であれば、見つかるのは早そうですね! 中古車を買う際、特に意識していていたポイントはありますか?

見つけるのは早かったです。探し出してすぐに候補のクルマが見つかりましたね。中古車を買う際の判断基準ですが……その時は現車を見なかったんですよ。本州から取り寄せて北海道に持ってきた形だったので。

――北海道ならではのクルマの買い方ですね。実車を見ないで買うのは不安ではなかったですか?

もちろん不安はありました。でも、北海道での購入とは異なり、本州にあったクルマだったので「塩害がない、雪道を走っていないクルマ」というのが、僕の中では大きな魅力で、それが決め手でした。

――では納車時に初めて実車を見たと思いますが……第一印象は?

前のインプレッサは、前オーナーのカスタムが残っていたんですが、今回のインプレッサはほとんどカスタムされていなくて、ノーマルに近い形でした。なので、「こんな感じの顔なんだ」と見るくらいでしたね。

気になっていた状態面も、ボディに剥げなどはないし、下回りもキレイで塩害は無縁。コンディションはかなりいい方だったんじゃないかなって思います。

――運転してみて、第一印象はどうでしたか?

普通のクルマとは違いますよね、とにかく速いという印象でした。多少のノイズはありましたが、走りの楽しさは存分に感じました。

スピードのノリ具合やコーナーをキュッと曲がる感じが気に入って、スポーツカーのような走りに胸を打たれましたね。

――実質、初めてのクルマだからこそ強烈に印象に残っていますか?

これまでクルマに乗ったというと、教習所のクルマと親のクルマしかなかったので、相当違いますよね。だから印象はかなり強かったし、出かける頻度も増えました。

――行きつけのドライブスポットなどはありますか?

北海道にいた頃は道東エリアによく行きました。一番遠くだと知床まで行って、端から端までとにかく走ってみようという感じで(笑)。一本道も多いから自由に走れる感じがして楽しかったですね。

今は転勤で長野に引越したんですが、北海道に旅行に行く際は長野からフェリーでこのクルマに乗って出かけますよ。

――2回連続で同じクルマというのって周りからの反響はどうでしたか?

家族は「また同じクルマ?」という感じでしたが、前のクルマがあまり乗れていなかったというのもあって、僕としては別に変じゃないと思っていましたし、周りも気付いていなかったかもしれないです。

そもそもこのクルマを購入した当時は、コロナ禍で制限があったので友人と出かけることがあまりなかったんですよ。なので基本的には僕一人しか乗らなくて、

――クルマに乗るのは基本的にはお休みの日がほとんどですか?

そうですね。通勤は別のクルマを使っているので、このクルマは土日のみです。長野に来てからだとビーナスラインという有名なスポットがあるので、長野で知り合った方々と一緒に出掛けたりするようになりました。

――引越し先の長野でお友達ができたということですが、キッカケはオフ会ですか?

オフ会ですね。ちょうど2週間程前に30台前後で一緒に走りに行こう!みたいな感じで開催されて、そこで知り合いました。

――もともとオフ会などには積極的に参加されていたんですか?

最初は、積極的には参加していませんでした。たまたま出かけたイベントで仲良くなった人とやり取りしているうちに、イベントに行くことが増えましたね。

その方はレガシィに乗っていたんですが、結構カスタムされていて刺激を受けたし、今まで会ったことがないタイプで影響を受けたし、そのあたりから本格的にクルマに興味を持ち始めた気がします。

――カスタムしたいという欲も芽生えてきましたか?

そうなんです。それからカスタムを始めて、ちょっとずつですが弄りだしました。最初のインプはリップスポイラーを付けたくらいであまりカスタムはしなかったんですけどね。

――購入当時からカスタムしたいという思いがあって、ノーマルを選んだというところもあるのでは?

少しはありましたが、そこまで意識はしていなかったですね。やっぱりオフ会に参加してから火が付いた感じですかね。ちょうどその頃からヘッドライトを変えて、オフ会キッカケで本格的にカスタムし始めました。

――カスタムをするにあたり、コンセプトは?

細かくは決めていないですが、車検には引っかからない程度で、人に迷惑を掛けないレベルでいじりたいなって。「やり過ぎない」がコンセプトかもしれません(笑)。まだできていませんが、近々ボンネットもいじりたいなと考えています。

――購入して3年ほどで現在のスタイルになったと思いますが、その中でも特に気に入っているところはありますか?

フェンダーは最近のWRXとは違ってオーバーフェンダー風になっているんです。カスタムした感じになっているのが気に入っているので、そこは見て欲しいし、あとはスポイラーもスポーツカーっぽさがあるのが自慢ですね。

――このクルマでの1番の思い出はなんでしょうか?

1番というと……毎回北海道に行くときは、テントを張りながらクルマ旅をしていて、それが一番楽しかったですね。お盆など長期休暇の時期はホテルに泊まらず、車中泊かテントを張って泊まるかという感じでした。

――結構ワイルドな旅をされていたんですね(笑)

さすがに冬はここまでワイルドな旅はできなかったですが(笑)。冬もよく出かけていましたね。クルマを買う前から、自転車で片道200㎞程度の道のりであれば、デイキャンプの装備で出かけて泊まる、みたいなことはよくしていました。

もともとカメラが好きで、撮影したいがために遠方へ移動することが多かったですね。今はクルマがあるからその撮影範囲も広がっていきました。1日1000㎞以上走ることもザラにあります。

――では、3年でかなり走ったんじゃないですか?

長野ではまだまだですが、北海道にいたころは2年で4万km走っていました。購入当時は約6万kmだったので2年で10万kmに到達して、この頃からエアコンに不具合が出るなど、ちょいちょい故障が起きるようになって…。実は明日もブレーキの修理に行くんですよ。

――細かいとはいえ、故障が続くとこのクルマに乗るのは嫌になりませんか?

買い替えも少しは考えましたが、予算的な理由もあってまだいいかなって。もっとも、買い替えるとしてもまた同じインプレッサにすると思います(笑)。

――そこまでインプレッサWRXに惹かれる理由は?

このクルマ以上のものがないんじゃないかな?ってなんとなく思っているんですよね。別のクルマに乗っても、きっと満足しないだろうなって思ってしまって。今のクルマはAT車だったので今度はMT車にすると思いますけど。

――そんなインプレッサWRX、yamashun2021さんにとってどんな存在ですか?

ちょっと難しいですが「なくてはならない物」ですね。どこへ行くにもこのクルマと一緒だし、北海道へ帰るのもクルマと一緒にフェリーに乗って帰りますから。普通の人だと絶対飛行機で行くのに(笑)。多少時間がかかったとしても、一緒に帰りたいなと思う存在ですね。

インプレッサWRXを手にして以来、どこに行くにもこのクルマと一緒というyamashun2021さん。走行距離が10万㎞を超えて、少しずつ故障が見えてきたということもあり買い替えも検討したとのことでしたが……それでも同じインプレッサを買いたいというほど、このクルマの魅力に惹かれていることがわかります。

これからも大好きなインプレッサWRXと楽しくドライブできることを祈っています!

【Instagram】
yamashun2021さん

(文:福嶌弘)

MORIZO on the Road