僕の大好きな黄色でオールペンしたマツダ ロードスターと楽しむオープンカーライフ
「黄色が自分のイメージカラー」と公言してはばからないkiiroindeさん。「人生一度はオープンカー」という思いで選んだのが国産オープンカーの代名詞でもあるマツダ ロードスター。
自身のこだわりで黄色にオールペンしたロードスターとの生活は自分のライフスタイルを向上させてくれたとともに、オープンカーならではの楽しみがあったと言います。
そんな、kiiroindeさん×ロードスターのお話です。
――かなりインパクトのあるロードスターに乗られていますね!ちなみに前の愛車も黄色だったんですか?
そうなんです。このクルマの前のCR-Zも黄色だったし、その前はスイフトスポーツ……とくれば当然黄色ですよね(笑)。もともとCR-Zは黄色のボディカラーの設定がなくて塗り直したんです。
――黄色いクルマが大好きというこだわりは?
もともと黄色が好きで、僕のイメージカラーが黄色なんですよ。なので、クルマはもちろん黄色にしようってなって。
――ロードスターへの買い替えの理由は?
僕ももうおじさんになってきたので、そろそろ上がりのクルマを考えだしたんですね。その時に「一生に一度、死ぬまでにはオープンカーに乗りたい」という思いが出てきて。それでロードスターを選ぶことにしました。
――現行のロードスターも黄色の設定はなかったと思いますが……
NAロードスターにはあったんですけど、今のロードスターにはないんですよ。なので買う時からディーラーに「黄色に全塗装をする」と宣言して、オールペンすることを前提に見積もりを取ってもらっていました。
なので、購入した時はセラミックメタリックのロードスターを選んで、オールペンしてもらいました。そのため塗装もあったので、クルマの納車のタイミングより1か月ほど長くかかりに僕の手元に来ました。
ホントは下地塗装の状態で欲しかったんですけど……難しいみたいで(笑)。
――こちらも黄色が印象的なシートカバーとかも用意していたんですか?
これは納車前から僕の方で用意していた感じです。あらかじめ「黄色いシートを作って」とお願いしたオーダーメイドで、納車の1週間前には届いた感じです。
――黄色以外の面でこだわったポイントはありましたか?
しいて言えばベースグレードを選んだというところですかね。グレードの違いってエンジンとシートの質感くらいだと思ったので、シートにはカバーを付けるつもりだったからこだわる必要もないし、エンジン面は特に考えていなかったのでならばベースグレードでいいなって。
唯一、ベースグレードで困ったのがシートヒーターですが、これも後付けで対応する形にしました。
――言うなれば、すっぴん状態で購入して必要なものは後付けしていく感じだったんですね
そうです。もしかしたらロードスターを購入した方でベースグレードを買われた方って少ないのかな?という気もします。他の人と僕が違うのが色へのこだわりだったのでそこを最優先で考えました。
――ちなみにオールペン代はおいくらかかったんですか?
オールペンは50万円くらいでした。ただ、クルマって一度買ったらなかなか買い替えないじゃないですか? だから自分の好きな色にして乗りたいっていう気持ちが強かったのでポンと支払いました。
自分好みにできて満足です(笑)!
――そこまでこだわってのロードスターですが、乗ってみての印象はいかがでしたか?
乗ってみて感じたのは「思ったよりも普通だな」って。Aピラーが寝ているからか、乗っていて大きな変化は感じなかったんです。
ただ、乗っているときに周りからの注目を集めているとは感じましたね。オープンカーだし、黄色いロードスターって珍しいからかな?とは思いますが。
――確かに見ないですからね。前のクルマでもこういう経験はありましたか?
CR-Zでもありました。このクルマにも黄色は設定のない色だったからでしょうね。だからオフ会に行った時はみんな群がってきました(笑)。
――以前から注目を集めていたんですね! ロードスターへ買い替えた際の周りの反応はどうでしたか?
「また黄色にしたんだ!」って感じでしたね(笑)。オープンカーに関しては特に言われないのに、黄色いクルマというところにみんなツッコむ感じでした。
――ご実家が山形県で、帰省した際も乗られているということですが……オープンで乗る機会が少なかったのでは?
いえ、天気がいい時は絶対オープンにして走っていました。オープンカーは寒い時期や地域の方が乗りやすいですから(笑)。夏は暑いんで夜にしかオープンにしないですけど。
――オープンにして走るときに、どんなところを走るのが好きですか?
街中を走っているときですね。高層ビル群が並ぶようなところを走るとビルの真上の方まで見えるのでその開放感がたまらないですよね。
――そういう感じだとお出かけの頻度は増えましたか?
購入した直後はあちこち出かけていましたね。ただ、所有して7年が経つので最近はそろそろ落ち着きましたけど(笑)。
――よく行くドライブスポットはありますか?
あちこち行くんですが……例えば僕の地元の山形だと山の方に行ってワインディングを楽しんでいますが、都内や首都圏にも頻繁に行くんですよ。
都内とかで走る時はさっき話したようなビル群のある街中とかを走って、僕の好きな解放感を感じるところに行って走っています。
――走行距離なんかもすごいことになってそうですね!
今の走行距離で言うと8万5000キロくらいでした。年間1万キロくらいで収まっているのは多分コロナもあったからだと思います。なかったらもっと走っていたでしょうね(笑)。
――かなり行動範囲が広い様子なのでオフ会にもよく出るんですか?
オフ会で参加したのは京都とか軽井沢で開催されていたものに1回ずつ参加しました。どこのイベントに行ってもこの色だと目立つんで、その都度声をかけてもらえることが多くてうれしいです。
あとは「車を見たい」というDMを3回くらいもらったことがあります。他にも街中で「フォローしています」って声かけられたのは何回かあります。
先日、銀座でフィンランドの外国人に「kiiroindeさんですか?」と日本語で声かけられました。1人ということなので、少し東京をドライブしました。お話を聞くと18歳で単身来日して観光していて、日本語も独学で学んだそうでびっくりでした。
――すごいエピソードが出ましたね(笑)。ではオフ会やそうした出会いで印象に残ったものは?
オフ会だと周りの方たちとのお話や同じクルマがずらっと並んだところが見られるところですよね。そうした光景はやっぱり壮観です。
ただ、見るたび思うのがカラーバリエーションがもっとあったらいいのになとは思いますよね(笑)。
――カスタムしている方も多いと思いますが、そうした欲は出ませんでしたか?
それはあまりなかったです。最初にしっかり黄色に塗装したことである程度お金を使ったこともあって、さらにアレンジしようという思いは出てこなくて。多分、黄色にした時点で満足しちゃっているんでしょうね(笑)。
――黄色いクルマだからという理由で苦労したことは?
いろいろありますよ。虫が寄ってきやすいとか、色落ちしやすいとか……。
最近困ったのはハイマウントストップランプの電球が切れてしまったので交換することになったんですが、それを交換するのに本体をまるまる交換することになったんですが、黄色い仕様のものが当然ないので苦労したんです。
あとは、ぶつけたりとか飛び石とかが飛んできたりしたときに大変だよなって感じはします。
――愛着が詰まったクルマだと思いますが、特に思い出深い出来事は?
思い出……で言うと、季節ごとにクルマを楽しめることですかね。クルマに限らず黄色いモノが大好きなので季節に合わせて黄色いところを目指してドライブするんですよ。少し前だとイチョウがキレイな時期だったので、イチョウ並木のところでクルマを置いて撮影するとか。
あと、人からよく声をかけられますね。クルマが黄色いと虫とおばさまはよく集まってくるみたいで(笑)。
――黄色いボディが自慢だと思いますが、他に自慢したいところは?
ヘッドレストですね。黄色いキャラクターの代表格であるピカチュウのぬいぐるみを置いているんですが、あとは僕の紙切りの作品を季節ごとに替えて飾っているので、それも見てもらえるとうれしいです。
あと、アルミホイールですね。もともと白いホイールを履かせたかったんですが、知人にその話をしたら「黒のホイールの方がいい」と言われて、それも一理あるなと考えた結果、左右で白黒のアルミホイールを付けたんです。それも僕のクルマでしかないと思うのでぜひ見てほしいですね。
――かなり仕上がっているクルマだと思うので今後の予定はないのかな?という気がしますが……?
そうですね。今のところは特にないですね。現状維持していくことが一番ですね。
――では、このロードスターはkiiroindeさんにとってどんな存在ですか?
僕にオープンの素晴らしさを教えてくれた存在ですね。一度乗ったらこの開放感はヤミツキです。次にクルマを買い替えるとしたら、絶対オープンカーにして、色はもちろん黄色で!
僕にとっては近くにいて当然の存在だから、相棒とかバディみたいな感じになるのかなと思います。正直、日常生活を送る上では荷物が積めないとか不便なところはありますが、それを差し引いても十分おつりがくるくらいの魅力がある存在だと思います。
【Instagram】
Kiiroindeさん
(文:福嶌弘)
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