スバル・WRX STI 乗りたいクルマに乗るという気持ちを大事にしたい



青いボディにピンクのアクセント、カーボンボンネットが目立つスバルWRX STIに乗る「あゆタマ。さん」は、このクルマが“相棒”であり“生き甲斐”だと話してくれました。

去年12月にローンが終わり、やっと自分のものになったと、今改めて実感しているそうです。「ちょっと無理をしてでも、新車で購入した良かった」、という一言に、とても重みを感じました。

今回は、あゆタマ。さん×WRX STIのお話をお届けします。

―――購入したのは、いつだったのですか?

2018年の21歳の時に、満を持して新車で購入しました。父に「大丈夫か?払えるのか?」と何度も言われましたが、今乗らなくちゃいつ乗るんだ!と思ってディーラーに駆け込んだんです。

実際のところ、ローンの返済は確かにキツかったですけどね……(笑)。現実問題として、ローンだけじゃなくて維持費も掛かるわけだから、冗談抜きで毎月お金が無いという状態でした。

それでも1回も“買うんじゃなかった”と後悔したことはないんです。
むしろ、玄関のドアを開けてWRXを目の前にすると、そんなことは関係無くなるくらい嬉しい気持ちになれるんです。よし!今日も頑張るか!という原動力になっていました。

―――そんなWRXのお気に入りポイントはどこですか?

全部と言いたいところですが、強いていうならコの字型のヘッドライト、でかい青のウイング、メーターとドア開けたところ、シフト部分にSTIという文字が入っているところですかね。この箇所が目に入ると、買ってよかった〜!と改めて思うんです。

―――そもそも、あゆタマ。さんは、なぜWRXに乗りたいと思ったのですか?

父の影響で、幼少期からクルマが大好きだったんです。その流れで頭文字Dというアニメを見るようになって、小学生の頃はアーケードゲームにドハマりしてしまいましてね。

沢山登場人物がいる中で、特に私が憧れたのが“藤原文太”というキャラクターでした。なぜかというと、ゲームでほかの登場キャラクターに勝利すると、最後に“文太に挑戦”というミッションに挑戦出来たからです。

いわば最後に登場するボスキャラだったから、この人と、この人の乗っているインプレッサWRXタイプR STIバージョンVっていうクルマはすごく速いに違いない!というイメージがついてしまったんですよ。

だから、その頃からスバル車に憧れて、父に「ディーラーに行って、新車を試乗してほしい」とかいう無理を言っていました(笑)。「俺はランエボ派なんだけどな……」とかブツブツ言いつつも、しっかり予約してくれるのが父の良いところでもあります。

そういうこともあって、乗るなら絶対にWRXが良いとずっと感じていました。

ちなみに、文太さんのクルマと一緒というわけではないんですけど、EJ20というエンジンの型式が一緒なんです。このエンジンの生産が終わるかもしれないという噂を聞きつけて、背中を後押しされたというのもあります。

―――実際に乗ってみてどうでしたか?

もともと乗っていたのが軽自動車ということもあって、アクセルペダルを少し踏んだだけですごく加速するなと感じました。信号が赤から青に切り替わった時に、速い!そして安定しているぞ!と感動したのを覚えています。

その足でワインディングロードを走りに行ってみたのですが、その際も剛性が良くて、これが“走るのが楽しい”ということなのかと笑顔になりました。

本格的に走り込んでいるというわけではありませんが、父からもらったタワーバーを装着したり、アクセルを切った時にバシューンという音を聞くために吸排気エアクリーナー取り付けるなどして、運転した時にテンションの上がる仕様にしております。

それで言うと、自分の思い描く、カッコいいんだけど、随所に可愛いが散りばめられている“甘辛ミックスカスタム”も、運転したいとハンドルを握ってしまう要因なんですけどね♪

―――実は、写真を拝見した時に、可愛い〜!でもカッコいい〜!って思ったのでお声がけさせて頂いたんです。

え!?すごく嬉しいです。実は、このクルマに乗るようになって女子オーナーのためのミーティングに参加するようになったんです。

そうすると、クルマの一部分を自分の好きなジェルネイルを塗ったり、車内を黄色で統一したりなど、一般的なスポーツカーじゃないいじり方をしている子が沢山いたんですよ。

―――ラメとか、あとは白でもオフホワイトとかミルキーホワイトとか、絶妙な色合いがあるんですよねぇ。

そうそう!私のはカーボンボンネットと、ボディーカラーは青でかっこいいのに、フロントのエンブレムやホイールナットをピンクにしているんです。あとは、近くでよーく見ると、ラメがキラキラしているんです。ほかには、ピンクのストライプを入れたりしています。

実は、これは父がアドバイスくれるんですよ。
「俺はこういうことしたくないけど、こういうのが好きなんじゃないの?」みたいな感じです、なんだかんだピンクのストライプも貼ってくれました(笑)。

良いアドバイザーがいるから、余計楽しめているのかもしれません。そんな父とは、サーキット観戦に行ったり、ツーリングをしたり、カーライフを親子で楽しんでいるんですよ。

ほかにも、WRXに乗るようになってから、本当に楽しい人生を送らせてもらってます。だからこそ、もうこのクルマは手放せないんです。

愛車として迎え入れてから6年が経ったとのことで、消耗品交換などメンテナンスが必要になってきたというWRX。これからは、クルマを労るという楽しみを教えてもらえそうと意気込んでいました。ずっとずっと、素敵なカーライフを楽しんで下さいね♪

【Instagram】
あゆタマ。さん

(文:矢田部明子)