シンガポールへ行く方必見!Grabと同じアカウントで利用できるGrab Foodを使ってみた
Grab Foodは、ライドシェアでシンガポールでは最大手となるGrabTaxi Holdings Pte Ltd(以下Grab)が運営しているフードデリバリーサービス。専用のアプリから料理を選んで出前を注文することができる。
Grabと同じアカウントで手軽に利用できるGrab Food
- 配送スタッフは二輪車だけでなく、自転車やキックボードといったさまざまな乗り物を利用している
Grab Foodは2018年の5月から開始されたGrabとしては比較的新しいサービス。ライドシェアサービスのGrabと同じアカウントを利用することができるのが特徴で、Grab Food専用のアプリを利用して注文が可能になっている。
- Grab Foodアプリ
すでにライドシェアサービスのGrabアプリを使っている場合、Grab Foodアプリを入れて起動すると、「Grabとアカウントの共通化を行なうか?」というメッセージがでるので、「CONTINUE」(続ける)ボタンを押すと、GrabのアカウントとGrab Foodにコピーされ、何も設定しなくてもGrabに利用しているID(携帯電話番号)やクレジットカード情報などをGrab Foodでも利用することができるようになる。
シンガポールでは、Grabのライドシェアはすでに普及しているので、そうしたユーザーにとっては、新しいアカウントを開設したり、クレジットカードを登録したりという面倒がなくて利用できるのは便利だろう。
Grab FoodのアプリはiPhone版はiTunes Storeから、Android版はGoogle Play Storeからダウンロードして利用することができる。
▼「iTunes Store」
URL:https://itunes.apple.com/sg/app/grabfood-food-delivery-app/id1353289014?mt=8
▼「Google Play Store」
URL:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.grab.food.pax&hl=en_US
きちんと保温されている料理が運ばれてくる。待ち時間は予想通り
- おなじみの緑のGrabシャツを着た配送スタッフが届けてくれた
注文するには、まずは料理を届けてほしい場所などを設定する。滞在先のホテルの部屋に届けてほしいのであれば、ホテルの住所を入れておく必要がある。すると、近くで注文可能なレストランと料理、だいたいの待ち時間が表示され、その中から好みの料理を選んでいく形になる。今回は表示された中から香港麺と卵入りおかゆを選択して注文した。料理の合計は21.2SGD、それにデリバリー手数料が5SGDとなった。
予想配達時間は48分~58分だったが、結局ライダーが到着したのは1時間後ぐらいだったので、概ね予想通りと言えるだろう。1時間となったので、麺は伸びて冷めているだろうと予想していたのだが、きっちりGrab Foodが利用する緑の保温バックで保温されており、スープは温かいままだったし、麺はスープとは別の容器になっていたので、麺が伸びることもなくおいしく食べることができたのだ。
- Grab Foodのロゴが入った袋に入れてもってきてくれる
- 中身。こちらはおそらくお店の袋だろう
- 麺は別になっており、スープに自分で入れる
- おかゆ。容器は汁がこぼれないようきちんと密閉できるタイプになっていた
ただ、宿泊していたホテルが、入口でセキュリティチェック(具体的にはエレベーターに乗るのにホテルの部屋の鍵が必要)があるため、部屋までは持ってきてもらえず、フロントから電話がかかってきて、下に取りに行く必要があった。
正直伸びきった麺を食べるのだろうと考えていたので、まだシャキッとした麺、しかも熱々のまま食べることができたのは、よい方の予想外で、おいしくいただくことができた。
- 注文した料理はおいしくいただきました
Grabと同じアカウントで使える安心感は絶大
今回の場合、すでにGrabのライドシェアサービスを利用していたので、他のフードデリバリーサービスと比較して、圧倒的に簡単に登録することができた。当然こうしたサービスの利用にはクレジットカードなどの登録が必要になるので、アカウントを複数持たなくてよいというのは、とても安心感がある。
また、部屋番号を入れておくことでホテルでも利用できたのも心強い。1時間という待ち時間は最初長く感じたが、アプリ上で今こちらに向かっている様子が分かると、ただ待っているのに比べて不思議と待ち時間が短く感じる。
特に雨期のシンガポールは、バケツをひっくり返したようなスコールに見舞われることがしばしばある。そうしたときに外出せずに食事ができる選択肢があるというのは、思っている以上に便利だと感じた。
[ガズー編集部]
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