[S耐向上委員会Vol.4]山野哲也選手「海外のレースやドライバーとの交流があるレースになって欲しい」

  • 72号車 日本自動車大学校 山野哲也選手

    72号車 日本自動車大学校 山野哲也選手

スーパー耐久をもっと盛り上げるために、いろいろな方がお持ちの想いやアイデアをお届けするGAZOO.comのコンテンツ「S耐向上委員会」。
第4弾は、72号車OHLINS Roadster NATSをドライブし、ST-5クラスで3戦中2勝を挙げている山野哲也選手です。

レースファンであればご存じの山野選手ですが、大学時代からメキメキと頭角を現し、その後ホンダの社員として働く傍ら、週末にはモータースポーツに勤しんでいました。
プロドライバーとなってからも、全日本ジムカーナで100勝以上を記録したり、スーパーGT初年度からGT300クラスの3年連続チャンピオンを獲得したり、ハコ車のドライバーとしてまさに大活躍されています。

そんな超経験豊富なドライバーである山野選手に、スーパー耐久の魅力を伺いました。

スーパー耐久は参加するのに一番面白いレース

個人的に、参加するという意味ではスーパー耐久が一番面白いレースだと思っています。それは市販車の延長線上だからです。
ST-Xなどもあるので、いわゆるGTマシンも走ってはいますが、GTマシンでも市販車のパーツが使われていますし、多くのマシンが市販車ベースですよね。

しかも耐久レースですので、予選の順位はそれほど関係なく、決勝では順位の変動があって、チームワークであったりとかドライバーのラインナップだったりとか、さらに環境の変化に強いか弱いかなども勝負に影響したりします。

レースの長さもいろいろあって、24時間レースのように長ければ長いほど、ゴールした時の感動ってありますし、順位に関係なく頑張ってきて良かったっていう気持ちにさせてくれます。

僕もそうでしたが、ワンメイクレースからスーパー耐久を経てスーパーGTに参戦するなど、ステップアップカテゴリーとしても魅力的ですし、市販車の延長線上で最もエキサイティングで勉強になるいいレースだと思います。

海外のレースやドライバーと交流のあるレースに

  • 72号車 OHLINS Roadster NATS

    72号車 OHLINS Roadster NATS

アジアへの進出という話もでていると思いますが、例えば台湾、韓国、中国、フィリピン、インドネシアだとか、海外のレースやドライバーとの交流があるレースになるといいですよね。

どうしても費用がかかるので実現は難しいかもしれませんが、実現して回を重ねていくうちにレース内の公用語が英語になったりすると、海外も含めた社会的な認知はかなり上がるかもしれません。

何にしても本当に大好きなレースです。これまでたくさんのレースに参戦してきましたが、スーパー耐久が一番です!

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山野選手のスーパー耐久愛が少しでも伝わりましたでしょうか。耐久レースということで、ドライバーにとってもチームにとっても、すごく勉強になるレースということも強調されていましたよ。

そして海外との交流のあるレースになっていってほしいという夢に対して、スーパー耐久機構の桑山晴美 事務局長から熱いメッセージもいただきました。
我々は「スーパー耐久シリーズ」を通し、日本だけでなくアジア地域の皆様ともレースを安全に楽しむ文化をさらに育み、共有していきたいと思っております。
いつの時代も「クルマ(レーシングカーももちろん含む)に乗ることってこんなに楽しいんだ」と思ってもらえるムーブメントを生み出し続けていくこともスーパー耐久の使命と考えています。
コロナ禍であるためすぐには難しいかもしれないですが、アジアでのレース開催や海外からの参加ドライバー、チームがもっと増えることで、アジアで最も有名なレースシリーズの一つとなっていって欲しいですよね。

(文:GAZOO編集部 山崎 写真:折原弘之、GAZOO編集部)