【連載全15話】第14話 …ルノー・クリオ「欧州カー・オブ・ザ・イヤー」受賞車特集

2021年3月、新型トヨタ・ヤリスが「欧州カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。これに関連して、欧州で最も権威ある自動車賞のひとつとされている同賞の歴代受賞車の中から、特に話題性の高い15車種をピックアップし紹介します。

ルノー・クリオ

日本ではルーテシアの名で販売される、欧州Bセグメントのコンパクトカー。1990年に誕生した初代から数えて3代目となるモデルは、2005年にデビュー。パッケージングと安全性が高く評価され、翌2006年にルノーとしては6度目、クリオとしても初代に続いて2度目となる欧州カー・オブ・ザ・イヤーに輝いた。

ルノーとアライアンスを組む日産の3代目マーチや初代ノートと共有のプラットフォームに構築されるボディーは、従来の3ドア/5ドアハッチバックを設定。快適性の改善および年々厳しくなる衝突安全対策から、先代に比べホイールベースを105mm延長。全長は215mm、全幅は80mmも拡大された。エンジンはガソリンが1.2リッター/1.4リッター/1.6リッター直4で、1.5リッター直4ディーゼルターボも用意された。

2006年には最高出力197PSを発生する2リッター直4エンジンと6段MTを組み合わせたハイパフォーマンス版たるルノースポール、2007年にはクリオ初となる5ドアワゴンのツアラーを追加。2009年にマイナーチェンジした後、2012年に4代目に世代交代した。

[ガズー編集部]

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