[S耐向上委員会Vol.5]HIRO HAYASHI選手が思う理想のチーム像とS耐観戦をより楽しめるアイデアとは?
スーパー耐久をもっと盛り上げるために、いろいろな方がお持ちの想いやアイデアをお届けするGAZOO.comのコンテンツ「S耐向上委員会」。
第5弾はST-ZクラスとST-4クラスに2台体制で参戦するSHADE RACINGのHIRO HAYASHI選手です。
SHADE RACINGは、自動車内装部品のトータルサプライヤーの林テレンプが設立したチームであり、チームオーナーでもあるHIRO HAYASHI選手は同社の経営責任者を務められています。
そんなHIRO HAYASHI選手にSHADE RACINGのレース活動への想いや原動力、そしてご自身が思うスーパー耐久を盛り上げるアイデアなどを伺いました。
カスタマーレーシングのお手本となるチームに
僕たちSHADE RACINGが目指すところは、カスタマーレーシングを目指す方やチームに対してベンチマークとしてもらえるチームになることです。スーパー耐久はジェントルマンドライバーも出場でき、カスタマーチームも参戦できるということもあり、僕たちの目的にフィットしているレースなんです。
そして今年からスーパーGTにも参戦しているのは、入門編であるワンメイクレースからジェントルマンドライバーも参戦できるスーパー耐久、そして現在国内での頂点でもあるスーパーGTへと、カスタマーレーシングのステップアップの道筋を示したかったからなんです。
また、そもそもレースに参戦する根底の原動力として、僕たちは自動車部品メーカーとしてクルマの魅力を伝えてファンを増やしたいという想いが強くあります。
クルマの魅力の一つでもあるレースに参戦したいドライバーやチームに、「ああいうルートがあるんだ」ということを見ていただけたらなと思います。
スーパー耐久には5年前から参戦させていただいていますが、コロナ禍などのイレギュラーはあったものの、この5年間でお客さんの盛り上がりや注目度が高まって来ているのを感じています。
また、ST-QクラスができたことでOEMのメーカーさんなどが、直接スーパー耐久に関わることができるきっかけになりましたよね。
プロドライバーがたくさんエントリーしていたり、今すごくレースとしてバランスが良くなってきているのかなと感じています。
僕たちもST-4クラスに参戦していますが、86をオリジナルでレーシングカーにするのにもかなりのコストがかかるので、キットカーなのか、FIA規定なのか、ある程度のベース車両があれば参戦の敷居が少しでも下がるかなと思います。
共通部品を増やすなど、ある程度レギュレーションでコストの増加を抑えることもできるかもしれません。
僕個人としては、富士24時間の花火とかってすごくいいと思うんですよね。耐久レースなので少し間延びしてしまう時間があると思いますし、クルマだけじゃなくて他のコンテンツと組み合わせたイベントになると、家族も連れてきやすかったりとか、楽しめるんじゃないかなと思いますね。
サーキットって周りに何もないことが多いですが、例えば隣にスタジアムとかがあってサッカーの試合と行き来できたりすると楽しですよね。
ライブとレースもすごくいいと思います。どっちもうるさいから音が聞こえないかもしれないですけどね(笑)
----------------------------------------
HIRO HAYASHI選手のお話を聞いていて、スーパーGTが開催されていたマレーシアのセパンサーキットでは、夜は人気アーティストのライブで若者たちが大盛り上がりしていたのを思い出しました。
今回はスーパー耐久機構(STO)の高谷克実スーパーバイザーから、HIRO HAYASHI選手のレースに対する想いやS耐のコラボ案に対してコメントをいただきました。
また、コストコントロールと共にイベントを盛り上げ、お客様やチーム・ドライバーに喜んでいただけるレース環境を提供することは、我々STOとしての大きな課題であり常に意識しなければならない責任だと感じています。
S耐では、既存のモータースポーツスタイルにこだわらず、積極的に新しい試みにチャレンジし、新たな挑戦から見えてくる多くの手応えを実感しています。
将来に向けた自動車開発フィールドの提供、時代に合わせた情報発信、オリジナルキャラクター展開、他のイベントとのコラボレーションなどなど、現状に満足せず、モータースポーツの新しい形づくりへの挑戦を続けていきたいと考えています。
(文:GAZOO編集部 山崎 写真:折原弘之、GAZOO編集部)
S耐向上委員会
-
-
[S耐向上委員会Vol.1]新企画スタート! 元F1ドライバー中野信治選手が思うスーパー耐久の進化に必要なこととは?
2022.06.29 特集
-
-
-
[S耐向上委員会Vol.2]金石年弘選手が感じるスーパー耐久とファンの距離感の近さ
2022.07.08 特集
-
-
-
[S耐向上委員会Vol.3]影山正彦選手「S耐マシンで公道レースをやってみたい!」
2022.07.24 特集
-
-
-
[S耐向上委員会Vol.4]山野哲也選手「海外のレースやドライバーとの交流があるレースになって欲しい」
2022.07.28 特集
-
-
-
[S耐向上委員会Vol.5]HIRO HAYASHI選手が思う理想のチーム像とS耐観戦をより楽しめるアイデアとは?
2022.07.30 特集
-
-
-
[S耐向上委員会Vol.6]長島正明選手が「やっぱり見た目が大事」と語るその想いとは!?
2022.08.11 特集
-
-
-
[S耐向上委員会Vol.7]平木湧也、玲次選手が大切にする「地元密着」とレースの普及への想いとは?
2022.08.15 特集
-
-
-
[S耐向上委員会Vol.8]山脇大輔選手が思うレースへの憧れを向上させるためのアイデアとは?
2022.08.17 特集
-
-
-
[S耐向上委員会Vol.9]加藤寛規選手が思う、新たなファンを獲得するためのアイデアとは?
2022.08.25 特集
-
-
-
[S耐向上委員会Vol.10]TRACY SPORTS兵頭信一代表「S耐もサーキットも一緒に楽しんでほしい」
2022.08.27 特集
-
-
-
[S耐向上委員会Vol.11]太田彩美マネージャー「もっとお子さんや女性にサーキットで楽しんでほしい」
2022.09.18 特集
-
-
-
[S耐向上委員会Vol.12]中山雄一選手「スーパー耐久はプロとアマチュアが互角に戦えるレース」
2022.09.20 特集
-
-
-
[S耐向上委員会Vol.13]ジェイク・パーソンズ選手「スーパー耐久はユニークで海外でも絶対人気になるレース」
2022.09.22 特集
-
-
-
[S耐向上委員会Vol.14]冨桝朋広選手「24時間レースは出入り自由にしたらたくさん観に来てくれるかも」
2022.09.26 特集
-
-
-
[S耐向上委員会Vol.15]浅野真吾監督がST-4クラスを盛り上げるために考える規則とコストの関係
2022.11.01 特集
-
-
-
[S耐向上委員会Vol.16]大澤学選手「スーパー耐久をマシンの中から体感してほしい」
2022.11.25 特集
-
-
-
[S耐向上委員会Vol.17]塚田利郎選手「レースの認知を上げるため『汗と青春のレース』が見たい」
2022.12.13 特集
-
-
-
[S耐向上委員会Vol.18]山野直也選手「時にはどんでん返しが起きるようなルールも楽しそう」
2022.12.16 特集
-
-
-
[S耐向上委員会Vol.19]野上達也選手「スーパー耐久ならではの特長をもっと発信していくべき」
2022.12.19 特集
-
-
-
[S耐向上委員会Vol.20]阪口良平選手「ファンと共通点の多いレース。車種別応援席とか盛り上がりそう!」
2022.12.22 特集
-
-
-
[S耐向上委員会Vol.21]藤波清斗選手が思う、S耐ならできるもっと触れ合うファンサービスとは?
2022.12.25 特集
-
-
-
[S耐向上委員会Vol.22]荒重憲エンジニア「ピット作業の実演とかでスタッフのことも知ってもらいたい」
2022.12.28 特集
-
-
-
[S耐向上委員会Vol.23]鳥羽豊選手「もっとチームのファンに向けた情報配信や触れ合いも大切」
2022.12.31 特集
-
-
-
[S耐向上委員会Vol.24]小松一臣選手「S耐は人間味があって、もっと触れ合えるレース」
2023.01.03 特集
-
-
-
[S耐向上委員会Vol.25]藤井順子監督「もっとエンジニアやチームの裏側を知ってレースを楽しんで欲しい」
2023.01.06 特集
-
-
-
[S耐向上委員会Vol.26] 冨林勇佑選手「ドライバー個人戦のスプリントレースもやってみたい」
2023.01.09 特集
-
-
-
[S耐向上委員会Vol.27]高木真一選手が考えるレースの楽しさを広めるための方法とは?
2023.01.12 特集
-
-
-
[S耐向上委員会Vol.28]服部尚貴選手「富士24時間レースで海外の耐久レースの強豪チームと走ってみたい」
2023.07.28 特集
-
-
-
[S耐向上委員会Vol.29] 小河諒選手「ファンサービスについてもっと意見をぶつけ合いたい」
2023.08.30 特集
-
こちらもおすすめ!S耐記事新着
-
-
JAFの水素、電気、ロードサービスと1台3役の「次世代ロードサービスカー」が給水素の実証実験へ
2024.11.17 モータースポーツ
-
-
-
レースもお祭りも盛りだくさんで楽しめる! スーパー耐久第7戦富士のイベント広場の様子をお届け
2024.11.16 モータースポーツ
-
-
-
マツダとスバルが「共挑」した再生カーボンがマツダ3のボンネットに。エアロの改良でダウンフォースも増加
2024.11.16 モータースポーツ
-
-
-
トヨタのメカニックがロードスターをメンテナンス!? 広島にこだわる「メイプル広島レーシングチーム」
2024.11.15 モータースポーツ
-
-
-
[スーパー耐久岡山]快走が光った33号車 Craft-Bambooメルセデスが勝利! ST-Zは3位の52号車 埼玉GBスープラがタイトルを決める
2024.10.28 モータースポーツ
-
-
-
[スーパー耐久岡山]グループ2のST-3は15号車 岡部自動車Z34がポール・トゥ・ウィン。ST-4、ST-5ともロードスターが勝利
2024.10.28 モータースポーツ
-
-
-
B-Maxレーシングと姉妹チーム? スーパー耐久岡山に参戦する「Team Handwork Challenge」の目指すところ
2024.10.26 モータースポーツ
-
-
-
「メカニックが主役」の埼玉Green Braveが、レース結果もファンサービスも1番を目指す理由
2024.09.10 モータースポーツ
-
-
-
「1週間で半年分の経験」。神戸トヨペットがレースで育むメカニックの技術力とKTMSのブランド力
2024.09.05 モータースポーツ
-
最新ニュース
-
-
ホンダ『プレリュード』、米国でも25年ぶりに復活へ…次世代ハイブリッド車として2025年投入
2024.12.22
-
-
-
名機・A型エンジン搭載の歴代『サニー』が集結…オールサニーズ・ミーティング
2024.12.22
-
-
-
軽自動車サイズの布製タイヤチェーン「モビルシュシュ」が一般販売開始
2024.12.22
-
-
-
スバル「ゲレンデタクシー」5年ぶり開催へ、クロストレックHVが苗場を駆ける
2024.12.22
-
-
-
「カスタマイズは人生に彩りを与える」、東京オートサロン2025のブリッツは『MFゴースト』推し
2024.12.22
-
-
-
ヒョンデの新型EV『インスター』、東京オートサロン2025で日本初公開へ
2024.12.22
-
-
-
スズキ『スイフト』新型のツートンカラーが「オートカラーアウォード2024」特別賞に
2024.12.21
-
最新ニュース
-
-
ホンダ『プレリュード』、米国でも25年ぶりに復活へ…次世代ハイブリッド車として2025年投入
2024.12.22
-
-
-
名機・A型エンジン搭載の歴代『サニー』が集結…オールサニーズ・ミーティング
2024.12.22
-
-
-
軽自動車サイズの布製タイヤチェーン「モビルシュシュ」が一般販売開始
2024.12.22
-
-
-
スバル「ゲレンデタクシー」5年ぶり開催へ、クロストレックHVが苗場を駆ける
2024.12.22
-
-
-
「カスタマイズは人生に彩りを与える」、東京オートサロン2025のブリッツは『MFゴースト』推し
2024.12.22
-
-
-
ヒョンデの新型EV『インスター』、東京オートサロン2025で日本初公開へ
2024.12.22
-