【連載全15話】第3話 フィアット124…「欧州カー・オブ・ザ・イヤー」受賞車特集

2021年3月、新型トヨタ・ヤリスが「欧州カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。これに関連して、欧州で最も権威ある自動車賞のひとつとされている同賞の歴代受賞車の中から、特に話題性の高い15車種をピックアップし紹介します。

フィアット124

欧州カー・オブ・ザ・イヤー史上、過去最多となる9回の受賞歴(2021年現在)を誇るフィアットの初受賞作で、1967年にその座に輝いた。フィアット1300/1500の後継となる実用的な小型ベルリーナ(セダン)で、3ケタのコードナンバーを車名に冠した初のモデルだった。

ボクシーな4ドアセダンボディーに1.2リッター直4 OHVエンジンを積み、リジッドアクスルの後輪を駆動するという設計は、極めてオーソドックス。だが4輪ディスクブレーキの採用など時流に先んじた部分もあり、何より広い居住空間とトランク容量を備えた実用性と動力性能のバランスがとれたファミリーカーとして高く評価された。

追って5ドアワゴンのファミリアーレ、そしてDOHC化された1.4リッターエンジンを積んだ派生モデルの124スポルトスパイダーと同クーペなどが追加された。ベルリーナ/ファミリアーレは、本家では150万台余を送り出したところで1974年に生産終了となるが、海外では生産が続けられた。特に旧ソビエト連邦/ロシアにおいてジグリ/ラーダの名でライセンス生産されたモデルは、1970年から2012年までの累計生産台数が1700万台以上に達するという。

[ガズー編集部]

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